なぜ民主党・菅政権が「小泉化」するのか 煽ったマスコミの罪と罰
ゲスト 紺谷典子さん(エコノミスト)
民主党・菅政 権の小泉劇場化に歯止めがかからない。09年8月の総選挙で
示された有権者の「改革」への期待が肩すかしにあっただけでなく、TPP
推進や法人税減税に見られるように、気がついたら財界ベッタリの小泉構造
改革に逆戻りしているという有様だ。対米追随、小沢叩きを演出することで
抵抗勢力が存在するかのように政権浮揚に利用する方法までそっくりである。
なぜ総選挙で有権者から不支持の審判が下った「小泉化」が復活したのか。
1月定例会では、日米構造協議で幕を開けた平成という時代が、数々の
「改革」の名の下に日本経済が破壊され、国民の資産が食い物にされていく
過程を『平成経済20年史』にまと めたエコノミストの紺谷典子さんをゲスト
にお招きします。紺谷さんは、小泉劇場の5年間も含めた20年の改革の全 て
が「改革幻想」に過ぎなかったことを論証し、時の政権、大蔵省(現財務省)、
マスコミが果たしてきた役割の罪と罰を舌鋒鋭く指摘したがために、事実上、
マスコミから黙殺され、発言の機会を大きく制約されることになりました。
なぜ国民に景気回復の実感がないのに景気回復が宣言されてきたのか、そ
れを誰が大々的に宣伝しているのか、この20年の「改革幻 想」を振りまいた
元凶が誰なのかを理解できる目からウロコの新春講演にご期待ください。
<紺谷典子(こんやふみこ)さん>
1944年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部東洋史学科卒業。卒業後、財務省
認可法人・日本証券経済研究所の研究員(2004年退職)。1999年、女性に経済
を学ぶ機会を提供するための組織「女性投資家の会」(バブル破裂後の政策の
遅れに鑑み、株式市場の経済的役割の啓蒙が目的のひとつ。資産運用や投資リ
スクや金融機関との付き合い方は勉強するが、株式投資の啓蒙はしない)を設
立、代表幹事。近著に『平成経済20年史』(幻冬舎新書、2008年)などがある。
■日時 1月22日(土)14時~16時30分
■会場 新宿リサイクルセンター4階(東京都新宿区高田馬場4-10-17)
■交通 地下鉄「後楽園」・都営線「春日」下車
■費用 ビジター1500円、会員・学生・年金生活者・ハンディのある方
1000円
■主催・連絡先 アジア記者クラブ (APC)
〒101-0061東京都千 代田区三崎町2-2-13-502Tel&Fax:03-6423-2452
E-mail:apc@cup.com