アムステルダムを夢中で歩いていた日から、はや1カ月もたってしまった。記憶もだんだん薄れてゆくのだが、わずかなメモを頼りに、記しておきたい一心で。
喫茶室で一息入れてから、まためぐり始める。さまざまな絵に登場する犬、そのさまざまな表情や姿が印象的だったのは、かつてわが家に二匹の犬が暮らしていた頃を思い出したからかもしれない。
アルベルト・カイプ「旗手と川のある風景」右手の赤い服を着た人の足元に身を低くく座っている犬がいる
ここにもあったゴッホの自画像(1887年)、パリ時代、歯を抜いた後だったという。
朝方の涼しさとは違って、強い日差しの中、庭園の噴水、間歇的に低くなったり高くなったり、その間を縫って出たり入ったり、若者たちが楽しんでいた。
初出:「内野光子のブログ」2019.07.26より許可を得て転載
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〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
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