なぜ日米同盟が基軸になるのか
対米従属の現代史を検証する
2017年10月25日(水)18時45分~21時
明治大学研究棟4階・第1会議室
ゲスト 吉田敏浩さん(ジャーナリスト)
沖縄県東村高江の民間地で米軍の大型ヘリが炎上した。
昨年12月に名護市ではオスプレイが墜落し、昨年4月に
は米軍属に女性が暴行殺害された。これまでと同様に日本
政府は、米国に「遺憾の意」を伝え強く抗議したという。
この怒った振りをする寸劇のような遣り取りが毎回繰り返
されてきたが、事件が止むことはなかった。17年ぶりに
先月、日米地位協定の見直し案が沖縄県から日本政府に提
出された。
沖縄密約に端を発している米軍に対する毎年2千億円前
後の「思いやり予算」が日本の税金で組まれている。沖縄
県辺野古で強行している米軍新基地建設の予算は、別枠で
日本政府が全額負担する。このNATO加盟国にもない異
様な事態を放置していいのか。
10月定例会は、『「日米合同委員会」の研究:謎の権
力構造の正体に迫る』(創元社「戦後再発見」双書5)を
上梓された吉田敏浩さんをお招きします。吉田さんは、日
本の高級官僚と在日米軍高官から成る日米合同委員会が、
議事録も合意文書も原則非公開の密室協議によって、米軍
の特権、事実上の治外法権を認め、日本の主権を侵害して
いる実態を明らかにしました。当日は、この歪んだ日米関
係の構造を明らかにしていただきます。
吉田敏浩 1957年生まれ。明治大学文学部卒。ジャー
ナリスト。『森の回廊』(NHK出版)で大宅壮一ノンフ
ィクション賞、『「日米合同委員会」の研究』でJCJ
(日本ジャーナリスト会議)賞を受賞。著書に、『ルポ
戦争協力拒否』(岩波新書)、『反空爆の思想』(NHK
ブックス)、『密約 日米地位協定と米兵犯罪』(毎日新
聞社)、『赤紙と徴兵』(彩流社)、『検証 法治国家崩
壊』(共著・創元社)など多数。
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■会 場 明治大学研究棟4階・第1会議室(東京都千代田区神田駿河台1-1)
■交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車
■資料代 ビジター1500円、会員1000円、
明大生無料(予約制)
■主 催 アジア記者クラブ(APC)
■連絡先 アジア記者クラブ(APC)
東京都千代田区三崎町2-6-2
ダイナミックビル5階 たんぽぽ舎気付
E-mail:apc@cup.com
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