アジア記者クラブ12月定例会:本土の記者は沖縄をどう伝えてきたのか 「基地問題」「沖縄差別」に応えて

2016年12月15日(木)18時45分~21時

明治大学研究棟4階・第一会議室

 

ゲスト 川端俊一さん(朝日新聞記者)

 

沖縄県北部の米軍訓練場でのヘリパット建設現場で、抗議行動を取材中

の沖縄タイムスと琉球新報の記者が機動隊に一時拘束された事件では、本

土メディアからではなく、「国境なき記者団」から異例の懸念声明が出さ

れた。大阪府警機動隊員による「土人発言」は、個人的発言で片付けられ

ているが、1903年の大阪での博覧会で沖縄女性2人を「展示」した

「人類館事件」で示された差別意識が本土では脈々と受け継がれているの

ではないか。

12月定例会は、沖縄での取材が20年を超える川端俊一さんをゲスト

にお招きします。朝日新聞上の連載に加筆して『沖縄・憲法の及ばぬ島で

-記者たちは何をどう伝えたか』(高文研)を上梓されました。トランプ

次期米大統領の決定に際して、政府と本土メディアは「日米同盟を基軸に

して」を連呼したように、「米軍基地」の固定化を前提にした上で、「沖

縄の負担軽減」を口にすることに矛盾はないのか。憲法で保障された基本

的人権が沖縄で蹂躙されている現状に本土メディアはどれだけ応えられた

のか。川端さんに報告をお願いしました。

 

川端俊一 1960年北海道赤平市生まれ。早稲田大学を卒業し、1985年に朝

日新聞社入社。長崎支局、西部本社社会部を経て、1994年、交流人事で沖

縄タイムス社へ。1995年、朝日新聞那覇支局員としてアメリカ兵による

「少女暴行事件」を取材し、1997年からは東京本社社会部で基地問題、防

衛問題などを担当。2011年、東日本大震災直後から、被災地・宮城県で石

巻支局長。2013年から社会部。共著書に、『沖縄報告―サミット前後』

『新聞と戦争』『新聞と昭和』『闘う東北』など。2015年10月から2016年

2月まで、朝日新聞紙上で連載「新聞と9条-沖縄から」を執筆。

 

★予約⇒お名前、所属、会員の有無、Eメール、電話番号を記載の上、必

ず2日前までにEメールでお申込み下さい。返信メールでの予約の承認が

ないと参加できませんので注意願います。

 

■会 場 明治大学研究棟4階・第一会議室(東京都千代田区神田駿河台1-1)

■交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車

■資料代 ビジター1500円、会員1000円、

明大生・教職員無料(予約制)

■主 催 明治大学島嶼文化研究所

アジア記者クラブ(APC)

■連絡先 アジア記者クラブ(APC)

東京都千代田区三崎町2-6-2

 

ダイナミックビル5階 たんぽぽ舎気付

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