『総書記 遺された声』と日中関係の将来
日中国交45年目の秘史を読み解く
■日時:2018年6月30日(土)14時~17時30分
■受付時間:13時30分~
■会場:明治大学リバティータワー8階1085教室/★要予約(定員100名)
(東京都千代田区神田駿河台1-1)
■アクセス:JR中央線・総武線「御茶ノ水」下車/地下鉄・都営線「神保町」
か「新御茶ノ水」下車
■主催:アジア記者クラブ(APC)
■資料代:1500円/会員1000円/明治大生無料(要予約)
■ゲスト:佐藤祐介さん(NHK大阪放送局ディレクター)
日中国交回復から46年間の中で1980年代の両国関係が蜜月時代であ
ったことをご記憶だろうか。在任期間も重なる中曽根首相と胡耀邦総書記の
時代です。当時の中国は文化大革命が76年に収束したばかりで荒廃からの
再建途上にあり、78年の第11期3中全会で改革開放政策が打ち出された
ばかりでした。中曽根首相による靖国参拝、不沈空母発言もあり、抗日戦争
を経験した軍人や元老の中からも対日警戒論が根強かった時代です。
この難しい時期に胡耀邦総書記が対日関係をどのように好転させたのか、
中国国内でどのような圧力にさらされていたのか、84~86年に中南海で
作家の山崎豊子さんから受けたインタビューの中で、共産党のトップとは思
えないほど率直に政治の内幕を語っていた録音テープが発見され、それを基
にNHKスペシャル『総書記 遺された声 日中国交45年目の秘史』が昨
年制作されました。最後のインタビューで総書記は、日中両国の為政者と民
衆を諭すように行き過ぎた愛国主義の弊害を誤国主義と批判していました。
6月定例会は、番組を制作したNHK大阪放送局から制作ディレクターの
佐藤祐介さんをお招きし、番組を見ていただいた上で、録音テープ発見の経
緯、制作意図、現在と将来の日中関係の中で総書記の遺された声をどう読み
解くのか、語っていただきます。
★予約⇒お名前、所属、会員の有無、Eメール、電話番号を記載の上、配布
資料の準備の関係上、必ず2日前までにEメール(apc@cup.com 宛)でお申
込み下さい。返信メールでの承認がなかれば参加できませんので注意願います。