安倍衆議院議員が2012/11にあたかも首相の座に就いたかのように、傲慢にアベノミクスと称する経済政策を唱え、「デフレ」脱却の為と称して大幅な金融緩和処置採用を主張すると、同年末から株価上昇と円の対ドル相場の低下が始まる。だが、株価は2013/5(最高値でみると15,627.26)をピークに一端納まってしまう。この事実はすでに服部成幸氏(「アベノミクスの終焉」岩波新書 2014/8)がアベノミクスの無効性の証拠として指摘している。そしてこの高値はその年の11月まで更新されない。しかも上昇傾向は2013/12がピークで(最高値で)以後低迷し、2014/9に更新される。以後、2014/6までは最高値レベルでは毎月の更新が続く。以後7~8月と上昇傾向は止まり、8月末からは日経平均株価は大変動に入る。こうした株価の変動は景気回復とは全く関係ない。
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