ともかく、2013年は年末に11~12月の2ヶ月だけで4,400(10億円)の買越しで、2012/12の買越し分を加えると、13ヶ月合計で16,000(10億円)となる。この間,他の「法人」・「証券会社」・「個人」は全て売越しで、株価上昇の主役は外資である事は明らかだ。「異次元緩和」までの国内投資者の思惑に乗じた上げ相場を作り利益を上げたのであろう。もっとも僕には利益の揚げ方の具体的手法は説明できないが…。また、2013年末の外資の積極的買いは、来る歳の消費税引上げを目処とした一時的な生産活動の拡大を背景にしていたと想定する。実際、2014年に入ると同年夏まではほぼ外資の売越しが続く。しかし、同年夏(8月)以降、日銀の直接的な株購入の大幅増と10月末厚からの量的緩和の拡大、さらに公的年金による株購入幅の大拡大策が登場する。これらは低迷する株価の上昇策として政権が採用したのである。