アベ化した日本のマスゴミと評論家・知識人等の政権擦り寄りには、辟易としていますが、これは、すぐに化けの革が剥がれる、と思ったのが、例のトランプ氏との「会談」でした。
何が世界で初のトランプ氏との「会談」ですか。
未だ政権移行の準備段階で、新政権の要人決定も済まず、その選定作業にある中で「会談」等とは、出来る筈も無いのは、誰にも理解出来得る筈で、この国の田舎の自治体首長選挙を参考にしても、精々、「御当選、御祝い」に伺う程度でしょう。
それが証拠に、トランプ次期大統領のフェイスブックでは、こうありました。
(以下引用)
Donald J. Trumpさん ( Trump Tower New York)。 11月17日 17:54 ?
It was a pleasure to have Prime Minister Shinzo Abe stop by my home and begin a great friendship.
(安倍晋三首相が、私の家に立ち寄ってくれて素晴らしい友好が始まり嬉しい。)
素っ気ない表現です。 但し、トランプ氏の常用されるツイッターでは、何の記載もありません。 反対に悠長に「会談」している場合では無い状況が記載されています。
(以下引用)
Donald J. Trump ?@realDonaldTrump ? 11月17日
My transition team, which is working long hours and doing a fantastic job, will be seeing many great candidates today. #MAGA
(私の政権移行チームは、長時間働き素晴らしい仕事をしているが、本日は、これから多くの一流の候補者と面接する。)
そして、翌18日には、こうあります。
(以下引用)
Donald J. Trump ?@realDonaldTrump ? 11月18日
Will be working all weekend in choosing the great men and women who will be helping to MAKE AMERICA GREAT AGAIN!
(米国を再度偉大な国にするために資する一流の男・女性を選ぶのに今週末は専念する)
そうです。 アベ首相が「立ち寄られた」日にも、トランプ氏の政権移行チームは、政権に向かえる要人選定作業中であり、その最終決定を行うトランプ氏は、政権移行チームの報告を基に最終決定をする多忙な日々を送られていた訳です。
そして、その後数日の後に、トランプ氏は、公約どおりに就任初日にTPP離脱を行う、と言明された訳です。 「トランプ氏は信頼できる指導者だと確信した」等と良く言えたものです。
嘗て、戦前に於いて、独ソ不可侵条約締結を受けて、内閣総辞職をした平沼首相と同じく単純思考の末に国運を危うくする前に辞められるのが宜しいようで。
曰く「今回帰結せられたる独ソ不侵略条約(→次期米国大統領のTPP離脱予告)に依り、欧州の天地(→世界の情勢)は複雑怪奇なる新情勢を生じたので、我が方は之に鑑み従来準備し来った政策は之を打切り、更に別途の政策樹立を必要とするに至りました」と。
今になっても、TPPに拘る理由は、TPP予算の消化にあるのでしょう。 此処でも、また、利権がありますから。
宙に浮くTPP対策予算 『「ゾンビTPP」利権』に踊る者たち 街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋 2016年11月24日 (木)
http://moriyama-law.cocolog-nifty.com/machiben/2016/11/tpptpp-c0c8.html