OSCE SMMデイリーレポートをもう少し見てみよう。
2022年2月16日付け
<概要>
ドネツク州では、SMMは5回の爆発を含む24件の停戦違反を記録した。前回の報告期間では
ルハンスク州では、71件の爆発を含む129件の停戦違反を記録した。
ルハンスク州では、71件の爆発を含む129件の停戦違反を記録した。
前回の報告期間には、157件の停戦違反を記録した。
、SMMはスタニツィア・ルハンスカ、ゾロテ、ペトリフスケ近郊の離脱地域の監視を継続した。
およびPetrivske付近の離脱地域の監視を継続した。
、重要な民間インフラの運用状況を監視した。
SMMは引き続き、3カ所の出入国検問所と2カ所の対応する検問所を含め、民間人の状況を監視した。
ルハンスク州の3カ所の出入国検問所と武装勢力の2カ所の対応検問所を含む。
ミッションはルハンスク州の国境通過点を監視した。また、ルハンスク州の国境通過地点2カ所を監視した。
、チェルニヒフ州のベラルーシとの国境付近を監視した。
、ドネツク南部の武装勢力の検問所を含め、ミッションの移動の自由は引き続き制限された。
ドネツク州南部とルハンスク州の武装勢力の検問所を含め、ミッションの移動の自由は引き続き制限された。無人航空機 無人航空機はまたもやGPS信号の妨害に何度も遭遇した。妨害を受けたと評価されている。
停戦違反件数と爆発数の推移グラフ
過去1週間と30日間の平均と比べて停戦違反件数はかなり減っているが、爆発数はわずかに増えている。これがウクライナのドンバス侵攻を予示する、決定的証拠になるのか非常に疑問ではないか。
更にその爆発については下記表中のExplosionで示され、ウクライナ支配地域と親露派地域とに区分されており、双方の地域で起きていることがわかる。つまり「爆発」がウクライナの親露派地域への一方的な攻撃を意味するわけではないここではっきりとする。しかも爆発だけでなく、「砲撃」その他についても地域や方向について詳細に記載されているのが判るだろう。これからわかることは、ウクライナが「内戦状態」あること、一方的にウクライナ政府が親露派地域を攻撃しているのではなく、双方向で攻撃が展開されていることだ。ジャック・ボーはこうした詳細に一切触れることなく、親露派地域へのウクライナ政府からの攻撃が、しかも「爆破発」だけに論拠をおいて主張している。これはデータの改変と何も変わらぬ、「偽情報」の創出ではないだろうか。
以上でわかるのは、なにか第三者機関、この場合はOSCE(欧州安全保障協力機構、ロシアも参加している)の調査データを論拠にしているように見せかけて、一面的にそれを切り取って(加工して)、自分の都合の良い結論を導くというまさに「偽情報」による主張をジャック・ボーはもっぱらとしているということだ。まともに原データを読み取りさえすれば直ちに虚偽がばれてしまうような、底の浅いプロバガンダではいつまでジャック・ボーは「ファン」をつなぎ留めておくことができるのだろうか。そうそう、こういういい加減なことを言っている限りは、西側帝国主義もロシア情報機関もまともに相手にないだろうから、今まで彼は、キャビアを黒パンにてんこ盛りしてウオッカを浴びるように飲み続けても「食中毒」にならずに生き長らえれてきたに違いない。そういうことだったんだ。
以上
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
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