テント周辺の樹木も紅葉が…
秋晴れのさわやかな一日だった。
外務省前の桜の葉の色が気持ち色づいたよう。
今日はテント前を色々な人たちが通った。
まずプルデンシャル生命保険の人たちがボランテアでゴミ拾いをしながら通って行った。
そしてピンクリボンスマイルウォークの人たちが外務省側の歩道を次々と歩いていく。
確か去年はテントの前を通った気がするけど…
最後に通った人たちはおそろいのオレンジ色のTシャツと帽子をかぶり中にはハロウイーングッズを持った人も居た。
Tシャツの背中には日本スポーツゴミ拾い連盟とあったけど何故かゴミを拾っている様子はなかった。
国会前に向かう人もボツボツ居てテントに寄ってカンパしてくれたりバッジを
買ってくれたり感謝です。休日のテント前は見ているだけで楽しいで。(I・K)
僕らは戦争の動きを歴史の中で探らなければならない
今年は戦後70年ということもあっていろいろと戦争について本が出ている。テントに向かう電車の中ではほとんどの人がスマホをいじっているが、僕は数少ない読書派である。折からの安保法案をめぐる攻防が繰り広げられていることも影響しているのかもしれないが割と戦争関係の本を読んだ。ある対談本で
ちょっと引っかかったところ。
「大岡 大義名分がないということが、この前の戦争で一番あわれなことだったから…。そうだな、やっぱり戦争はしちゃいけないよ。こんど自衛隊だって、またどういうことになって、どういうふうに戦争をしなければならないかもしれないけれど、大義名分はちょいとみつかるまいと思うよ。(笑い)
池島 こんどは日本が直接侵略される以外にないね。
大岡 外へ出たら、だめですよ。
池島 外へでたら全部堕落した戦争になる。
大岡 日本は明治からずっと外へ出てやっているでしょう。自然にいろんな悪い習慣がつもっていた。内地でやったことは一度もない。
池島 まだ日清、日露は恕すべきところもあるんだけれども、私はシベリア出兵から日本の職業軍人というものは堕落したと思うね。シベリア出兵は無名の師だね。あれから以降は悪くなった。」(『対談 戦争と文学と』・大岡昇平)
これは『俘虜記』『野火』『レイテ戦記』などを書いた大岡昇平の対談集(文庫本)であるが、これが印象に残ったのは僕に改めて自衛隊のイラクやインド洋沖への派遣のことを想起させたからだ。安倍首相が今回の集団的自衛権の行使容認による海外派兵を踏み出そうとしているが、この自衛隊の海外派兵がおおきな契機になっているのだろうと推察しえる。自衛隊の内部変化やアメリカの自衛隊の軍事パートナー化の要請の加速化にもこれは関わっていると想像できる。以前に「イラク戦争への自衛隊派遣」のことを忘れてはならないと書いた記憶があるが、この辺のことを日本の戦争の歴史と重ねながら検証し、記憶に留める必要があることを思い出させた。
戦後の日本の戦争、特にその今後において、イラクとインド洋沖への自衛隊の派遣は大きな契機としてみなければならない。集団的自衛権行使による海外派兵の道を明瞭にとらえて行く上で、この近々の出来事をあらゆる面から検証することは大事だと思う。最近、佐藤隊長(ひげの隊長)が故意に戦闘に巻き込まれようとしていたことが明るみされた。軍需生産の本格化(兵器輸出も含めて)に踏み切った産業界の動向もこの派兵のことが関与していると思う。また、軍隊としての自衛隊の精神的な動向も見えてくるところが少なからずあるのではないか。やはり、日本の戦争は今後の海外での戦争に関与(参加)ということではじまると思える。その場合の姿を対談で指摘されていたシベリア出兵の歴史などと共にこの近々の出来事を掘りおこすことが大事ではないか。イラクやインド洋への自衛隊派遣など、もう忘れられた出来事としてあるのかも知れないが、ここを掘りだすことが未来のために重要だと思える。今が「はじまり」の第一歩ならこの研究は重要だ。テントに向かう電車の中でそんなことをあれこれ考えていたのだが、ひっきりなしに国会周辺に向かう人たちと共有したいことでもある。(三上治)
函館市大間原発建設差し止め裁判 第6回口頭弁論
10月6日(火)午後3時~4時 東京地裁103号法廷
裁判報告4集会 午後4時~5時30分 参議院議員会館講堂
是非傍聴してください
10月7日(水)川内原発再稼働反対!九電東京支社への抗議行動
17時30分~18時30分 有楽町電気ビル前
10月7日(水)と第25回東電本店合同抗議
19時~20時 東京電力本店前
10,12全国集会 川内原発2号機再稼働を許さない!
鹿児島県中央駅東口広場 1時~2時・大集会 2時~パレード
テント企画の映画会
10月21日19時から
第二テントにて テント有志主催無料
親睦会(&ディスカッション) 20時半から
カンパ制
中国映画鑑賞会 第3回
独立系ドキュメンタリー映画
胡傑監督「私が死んでも」2007年、70分。
中国国内では見られない中国映画 日本語字幕付き
1966年8月、北京師範大学附属女子中学・高校の副校長の卞仲耘が紅衛兵に殺害された。文化大革命最初の紅衛兵の犠牲者である。
夫の王晶■は妻の死を知るや、すぐさまカメラを買い、妻の死のありさまを撮影した。映画は王晶■をはじめ家族、関係者へのインタビューとその時の写真、資料映像によって、文革の実態に迫る。