米国大統領選挙の結末に関しては、様々な見解があるようで、ちきゅう座に掲載された投稿にもそれは言えるようです。
云うまでも無く、各人が置かれた生育環境等と受けられた教育、御自身の勉学等の方向性と見識等、生育の後には、嫌な物云いですが、生活の資を巡る条件、そしてそれらを基盤とした人格そのものに依るのでしょう。
さて、米日の主流報道機関では無く、ロシアの報道機関が展開する非主流報道機関と自認されているRT(ロシア・タイムズ)がアンケート調査をされたものを見ましたので、下にご紹介致します。 因みに、非主流報道機関と言いましても、NHK等の大本営発表を事とする似非公共放送とは違いますので念のため。
設問は、The election of Donald Trump as US president is:(ドナルド・トランプを米国大統領とした選挙は)と問いかけて、以下の四項から選ぶ四択になります。
①は、A victory for populism as Trump is unlikely to fulfill his promises (ポピュリズムの勝利:トランプは公約を果たせないのに)
②は、A fair outcome and proof of democracy in the United States (米国における民主主義の正統な結果と証明)
③は、A protest vote against Clinton and the American elite (クリントンと米国のエリートに対する抗議の投票)
④は、Meaningless as the US election system is flawed anyway(意味なし:どちらにしても米国の選挙制度には欠陥があるから)
さて、その結果は、
①が、7%
②が、24%
③が、57%
④が、12%
RT asks RT(ロシア・タイムズ)
私自身は、英国のEU離脱選択と並ぶ、グローバル資本主義に虐げられた一般生活者の怒りが、その代弁者としてのクリントン候補へ向かったものであり、しかも、その証拠の一端がFBIの開示になる公文書とウィキリークスがスッパ抜いたクリントン自身と選対本部のメールに依って証明された結果である、と信じています。
クリントン選対の陰謀は、民主党候補選出の折より企まれていた根の深いものであるのにも要注意で、米国の殆どの報道機関も絡み反トランプの大合唱を繰り返しました。 中には悪質な捏造もあったことが暴露されてもいます。
米共和党のトランプ大統領候補を強姦罪で訴えていた女性の一人が、訴訟を取り下げた。
SPUTNIK 2016年11月05日 21:21
https://jp.sputniknews.com/us/201611052979061/
RTの調査では、回答者の7%に過ぎなかった選択肢を選ばれた方のお一人であったのでしょう。 メルケル独首相は、トランプ氏に挑発的なメッセージを贈られたようです。
焦点:トランプ新政権と敵対か、メルケル独首相に最大の試練 Reuters World | 2016年 11月 16日 11:00 JST http://jp.reuters.com/article/analysis-trump-merkel-idJPKBN13A0BF?sp=true
しかし、ケルン他において大多数が移民の暴徒に依る強姦・強盗等の集団犯罪が生起したことを契機にドイツ人の移民を観る眼が厳しくなったことは事実でしょう。
New Year’s Eve sexual assaults in Germany Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/New_Year%27s_Eve_sexual_assaults_in_Germany
トランプ氏の保護貿易的政策と新孤立主義に基づく外交と防衛に係る米軍再編成に依り、メルケル首相が再選されたとしても様々な困難が生起するであろうことは事実でしょうし、そもそも首相の再選があるかどうかも分かりません。
メルケル首相の政党支持率、歴史的な低迷 RT 2016年10月12日 09:41 https://jp.sputniknews.com/politics/201610122888244/
米英とも新たな地平に旅立ち、ドイツ帝国の行く末も、日本と同じく不透明です。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion6365:161120〕