渋谷正氏のこの国の「ドイデ」翻訳史がここちきゅう座「スタディ」に掲載され、件の廣松訳に対する熾烈な批判に、大方の目は奪われると思われるが、こちとらにはアウトオブ眼中。
この手の研究はいはゆる「マルクス訓詁学」の埒内の出来事。真実のマルクス・エンゲルス像に迫りたいなら、どんぞお気に召すまま。
大体、「ドイデ」のウアテクストを忠実に再現したら、読むに堪えないっしょ。だからアドラツキー版の一時の隆盛があった訳。現今の岩波文庫版欲嫁(藁。とっちらかって、「ドンだけ~」ですわな。
唯物史観生誕の書とかいはれ続けながら、誰一人読み解くことをこの国では行わなかった。もう止めたがヨロシ。