ビキニ水爆実験被災70年記念の「つどい」の講師決まる 著名な霊長類学者の山極壽一さん

 静岡県焼津港に所属していたマグロ漁船「第五福竜丸」が太平洋のビキニ環礁で米国の水爆実験で生じた「死の灰」を浴びたのは1954年3月1日です。同船が納められている東京都立第五福竜丸展示館を管理している公益財団法人第五福竜丸平和協会は、以来、毎年3月1日前後に「3・1ビキニ記念のつどい」を開いてきましたが、来年(2023年)は福竜丸被災から70年を迎えます。

 そこで、同平和協会は来年3月3日(日)14:00~16:00、明治学院大学白金校舎1301教室(東京都港区白金台1丁目。東京メトロ南北線/都営地下鉄三田線の白金台駅または白金高輪駅で下車)で「ビキニ水爆実験被災70年3・1ビキニ記念のつどい」を開くことにしました。
 同大学の国際平和研究所が共催します。

 つどいでは、著名な霊長類学者の山極壽一さん(総合地球環境学研究所所長・元京都大学総長)の講演があります。演題は「『人新世』のわたしたち~人類の未来をともに考える」。平和協会は「『核』によって規定された私たちの時代とこれからを考えます」と言っています。
 資料代500円(学生無料)。
 参加希望者は開催前日までにGoogleのフォームで申し込んでほしいという。

問い合わせは第五福竜丸平和協会(03-3521-8494)へ

初出 :「リベラル21」より許可を得て転載http://lib21.blog96.fc2.com/