【日時】11月13日(火)18:30~21:00
【場所】総評会館5階(501会議室)
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
TEL:03-3253-1771(代) FAX:03-3253-1765
http://rengokaikan.jp/access/
【お話】望月浩二さん
「ドイツ(欧州)環境規制調査 」 主宰
ホームページ: http://www.mochizuki.de
【主催】「再処理工場を知る会」
(連絡先)原子力資料情報室 (担当:澤井)
〒162-0065 東京都新宿区住吉町8-5曙橋コー2B
TEL:03-3357-3800 FAX:03-3357-3801
【資料代】1000円
【事前の申込みは必要ありません。】
【望月浩二さん:プロフィール】
1947年生まれ。
1969年早稲田大学理工学部応用物理学科卒業
8年間のエンジニア実務の後、退職
1977年からドイツのケルンに在住
ドイツおよび欧州の環境規制の調査・コンサルティング業を営む
毎年一時帰国して企業、大学、学会、市民団体などのために報告講演を実施
【お話の要旨】
2011年3月の福島原発事故を受けて、ドイツ・欧州には脱原発の動き
がありましたが、じつはそれ以前の2007年に、欧州6ヵ国の環境大臣
がウィーン宣言で原発は持続可能のエネルギーではないことを明言し
ています。また2011年の時点で、EU 27には原発保有国が14、
非保有国が13でしたが、非保有国の家庭用電力料金の平均値は、
保有国のそれよりも3%高いだけでした。
原発非保有による安全性の値段は3%にすぎないのです。
この値は福島事故によるEUの原発安全基準の引き上げによって現在は
これよりも小さくなっています。講演では、欧州の脱原発を可能にするエネル
ギー政策として、省エネが最優先されるべきこと(事例:スイス、ド
イツ)およびドイツの脱原発政策、全人口の25%が
再生可能エネルギーによるエネルギーの自給自足を目指す(!)エネル
ギーの地産地消の動き、指数関数的に増えつつあるエネルギー協同組
合、再生可能エネルギー発電の泣き所である出力不安定を克服する平
準化対策を紹介していただきます。