世界核被害者フォーラム2021開催へ 世界の核兵器の被害者の声を集める

 国際NGOピースボートとICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン=2017年にノーベル平和賞を受賞)は12月2~3日(日本時間では12月3日)に「世界核被害者フォーラム2021」をオンラインで開催します。これは、世界の核兵器の被害者の声を集め、被害地域の状況を学び合い、その取り組みや行動について共有するための国際フォーラムです。太平洋、北米、ヨーロッパ、そして日本を含むアジアから、ウラン採掘、核実験、核兵器の生産、そして使用の被害者らが集まります。
 今年1月に発効した核兵器禁止条約は、第6条(被害者支援と環境修復)と第7条(国際協力と支援)で、核兵器の被害者に対する援助と環境の回復ならびにそのための国際協力について定めています。2022年3月にウィーンで開催される第1回締約国会議では、それらの義務の履行について議論されるとのことです。
 世界核被害者フォーラム2021は、この締約国会議に先立ち、核被害の当事者が声を上げ、今日何が必要とされているか国際的な議論を促すために開催されるものです。

 フォーラムのプログラムと参加方法は、以下のホームページを閲覧してほしい、とのことです。

https://nuclearsurvivors.org/jp/

 フォーラムは、事前登録の必要なく、誰でも視聴し参加することができるとのことです。問い合わせ先 WNSF2021@gmail.com

初出:「リベラル21」より許可を得て転載http://lib21.blog96.fc2.com/