中山千夏さんといえば、多芸多才な方で有名ですが、その中山さんが、故高木仁三郎さんからご教示をえながら、原発問題について考えたものを、この度の福島原発事故以後に再度想起しながらまとめた「メモ」が、今大変な評判になっています。その冒頭で、中山さんご自身が次のように「公開する」ことを宣言していましたので、早速読者の皆様の前に公開したいと思います。
中身は、ご覧になられればお分かりのように大変明快な語り口で、中山さんをテレビなどでご存知の方には、あのはっきりとものをいういつもの彼女を彷彿とさせるできになっています。
若い方々で、彼女についての知識をお持ちでない方には、彼女はかつての名子役から女優、歌手、作家、更には参議院議員まで勤めてこられた方だと紹介しておきます。なにはともあれ、この「メモ」を一読の上、それぞれの方がぜひご自分の頭で「原発問題」をお考えになられるようお願いしたいと思います。
また、読後のご感想やご意見などをぜひちきゅう座編集部までお寄せ戴ければ幸いです。
「 昔々、1970年代後半、腰回りが今の半分だったころ、原子力発電というものがあることを知った。
忘れていたあれこれを、福島ショックで思い出し、勉強しなおした。
なぜ原発に反対なのか、改めて考えた。
これはそれらを忘れないように記しておく、私のためのメモだ。
この大事故で初めて原発と直面し、そして70年代の私と同じように衝撃を受けて、どうしたものかと思案しているひとは少なくないと思う。
そんなひとが原発を考える時、いくらか助けになるかもしれない、そんな思いもあって、メモを公開することにした。」(「私のための原発メモ」冒頭より)
「私のための原発メモ」(中山千夏)
http://onnagumi.jp/appealFile/20110426genpatu.pdf
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔opinion0485 :110531〕