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エネルギー政策の見直し議論や福島第一原発事故の検証、原子力行政への信頼回復が途上であるにもかかわらず、政府は安全性の確保を曖昧にしたまま、大飯原発3・4号機の再稼働の最終判断を行おうとしています。
本来であれば、再稼働を含む原子力政策のあり方は、脱原発を決めたドイツがそうしたように、まずすべての原発を止め、危険度が大きいと判断される原発の即時廃炉を決めた上で、多角的な視点による国民的議論を経て導かれるべきだと考えられます。政府は1年3カ月もそれを怠ったまま駆け込み的な再稼働判断を行おうとしており、立地自治体や周辺自治体、そしてその住民が振り回され分断されてきたことに対する責任を自覚するべきです。
これまで基本問題委員会の委員の有志で基本問題委員会自主的分科会を開催してきましたが、今回国会でも与野党の超党派議員による「原発ゼロの会」が「国会
総合資源エネルギー調査会(仮称:国会エネ調)」の設置等を目指すことになり、並行して、両者の共同によるオープンな議論の場として「国会エネルギー調査会準備会」を開催しています。
今回は日本の原発全50基について、専門家による多角的な視点に基づき危険度合の総点検を行います。記者・マスコミおよび一般の皆さまのご参加をお待ちしております。
■ 日程
・日時 2012年6月5日(火)16:00~18:00
・場所 衆議院第一議員会館 国際会議室(1階)
・共催 原発ゼロの会 / 総合資源エネ調基本問題委員会自主的分科会
■ テーマ :原発危険度総点検~全50基を検証
検証の視点 :伴 英幸 氏(原子力資料情報室共同代表)http://cnic.jp
原子炉の安全性:後藤 政志 氏(元東芝、原子炉格納容器設計者)http://gotomasashi.blogspot.jp/
活断層と安全性:渡辺 満久 氏(東洋大学教授 地形学) http://www.toyo.ac.jp/soc/dsoc/watanabe_j.html
経済産業省原子力安全・保安院にも出席要請中
出席予定者
国会議員(原発ゼロの会メンバーはじめ関心をお持ちの議員の皆さま)
経産省総合資源エネ調基本問題委員有志・内閣府原子力委員会新大綱策定会議構成員有志(植田和弘(京都大学経済学部教授)、飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)、阿南久(全国消費者団体連合会事務局長)、高橋洋(富士通総研経済研究所主任研究員)、伴英幸(原子力資料情報室共同代表)他)
■ 今後のテーマ
「国会エネ調準備会」では、以下のようなテーマを取り上げていきます。
・原発再稼働と電力需給 – この夏の電力は足りるか?
・「エネルギー政策見直し」の問題と改善方策 – 委員会運営と議論は適切か?
・原発依存度・再生可能エネルギー・温暖化戦略等 – 2030年原発依存20%案は新増設前提?
・「国会エネ調」設置提言と自主「国会エネ調」の継続 – 開かれた議論を国会で!
■ 事務局連絡先
阿部知子事務所(原発ゼロの会事務局) Tel: 03-3508-7303
環境エネルギー政策研究所(自主的分科会事務局)TEL:03-6382-6061
■ プレス・一般傍聴およびインターネット中継について
・プレスの方については人数制限は設けませんが、会場の都合上、事前申込とさせていただきます。事前に阿部知子事務所あるいは環境エネルギー政策研究所の担当の道満(dohman_haruhiko[@]isep.or.jp)までメールにてご連絡ください。(迷惑メール対策で@を[@]としております。@に変更してご送信ください。)
・一般の方の傍聴を20~25名程度募集します。席に限りがありますので、必ず事前に担当の道満(dohman_haruhiko[@]isep.or.jp)までメールにてご連絡ください。(迷惑メール対策で@を[@]としております。@に変更してご送信ください。)なお、一般の方のご意見は時間の都合上伺うことが厳しいと思いますので、別途、用紙を配布いたしますのでそちらにご記入ください。
・ISEP Ustreamチャンネルにてインターネット中継も行います。なお、ISEP
Ustreamチャンネル以外のUstream同時中継は都合によりご遠慮いただきますようにお願いします。(録画放送はこの限りではありません。