二つのお知らせ

著者: 土井敏邦 どいとしくに : フォトジャーナリスト
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① 新作ドキュメンタリー映画「パレスチナからフクシマへ」(56分/日本語・英語)

DVD完成!

【内容】

パレスチナ・ガザ地区の人権活動家ラジ・スラーニは、イスラエル占領下で解放運動に献身し、5年間の投獄と拷問の日々を強いられた。その後もガザで人権擁護の活動を牽引し続けている。

その活動は世界で高く評価され、先の「ライト・ライブリフット賞」など数々の国際平和賞を受賞した。

そのスラーニ氏が2014年10月の来日時に、福島・飯舘村を訪問した。

放射能汚染のために家と石材工場を失った村民、乳牛を失い失業した元酪農家を訪問し対話する中で、スラーニ氏はフクシマの現実と直面する。

スラーニ氏がパレスチナの現実と重ね合わせたのは、 “責任の所在”が曖昧にされ、

その責任者たちが処罰されない不条理なフクシマの現実だった。

そんなスラーニ氏が飯舘村の被災住民に訴え伝えたのは、数十年の侵略と占領と破壊の中でパレスチナ人を支えてきた人間の“尊厳”と、“正義のための不屈の闘い”だった。

【価格】3500円

ただし今月(5月)中は、特別価格 3000円(送料別)

団体価格 10,000円

【申し込み先】

doitoshikuni@mail.goo.ne.jp

(住所/氏名/連絡先/個人または団体/部数をご記入ください)

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②   〔5/19(土) 「危険地報道の会」報告会〕のご案内

〈閉ざされた国(北朝鮮・シリア)の取材と報道のいま〉

 

―安田純平氏の拘束から3年―

強権・恐怖政治が続く北朝鮮、政権軍による無差別空爆が続くシリア反体制地域など、

世界から閉ざされた場所でも、危険を冒して現地の状況を伝えようとするジャーナリストがいます。

彼らが「事実」を伝えることによって初めてわたしたちは世界の「現実」を知ることができます。

そんな<閉ざされた危険地>の取材や報道はどのように行われているのでしょうか。

また、シリア内戦を伝えるためにシリアに入ったフリージャーナリストの安田純平さんが拘束されて、

まもなく3年になろうとしています。この1年間、安田さんの消息を伝える情報はなく、

メディアからも安田さんに関する報道は途絶え、人びとの意識の中から、ほとんど忘れ去られようとしています。

私たちはこの機会にあらためて、ジャーナリストが危険地を取材し、報道することで直面する困難を直視つつ、

その意味を問い直したいと思います。ぜひ、ご参加下さい。

【内容】

(1)不可視の危険地 北朝鮮をどう取材するか

(アジアプレス大阪事務所代表 石丸次郎)

(2)シリア内戦の現場と報道

・「看護師がみたシリア市民の惨状」

(国境なき医師団 看護師 白川優子)

・無差別空爆の悲惨さを伝える市民ジャーナリスト

(中東ジャーナリスト 川上泰徳)

(3)3年を迎える安田純平氏救出のためのアピール

※当日内容・報告者は事情により変更の可能性がございます。あらかじめご了承ください。

【日時】2018年5月19日(土)

午後6時20分開始

(午後6時開場)~午後9時ごろ終了予定

【場所】 文京区 区民センター・2-A会議室(2階)

※下欄に地図掲載。

【参加費】1000円(予約不要、当日先着順にて受付)

【主催】「危険地報道を考えるジャーナリストの会」

http://www.kikenchisyuzai.org/

(世話人)土井敏邦/川上泰徳/石丸次郎/綿井健陽/

五十嵐浩司/高橋弘司

 

【共催】 「メディアフォーラム」「アワープラネットTV」

【お問い合わせ】 kikenchihoudou@yahoo.co.jp (「危険地報道の会」事務局)
※【会場地図】文京区民センター (文京区本郷4-15-14)
http://ticket-search.pia.jp/pia/venue/venue_access_map.do?venueCd=Z318