今それを語るべきなのか

福島原発を巡る言説に対する感想は私も色々あるが、「時代をみる」で安藤次郎氏が適切に語って頂いたので、それに付け加えるものはない。「私は正義の味方、下手人を捜せ」みたいなのは、今ここで語るべきではないだろう。

最初の3日間青森県下で「避難民」として過ごした経験からすると、兎に角寒い。心身ともに凍っていくのだ。そうして徒労感がそれを削っていく。

まずは暖を採りたい訳だが、灯油の備蓄の限界もあるが、停電下では今風のファンヒータは使えない。昔ながらの石油ストーブの出番だが、既に多くは廃棄されていて数が絶対的に不足している。今後灯油の供給が出来ても、受け皿なしの宝の持ち腐れになるだろう。

何か物置に眠っているオールドタイマーを供出出来るようにならないものだろうか。

それ位しか、今の自分には手を差し伸べられない、語ることが出来ない。