今年度も「脱軍備・平和基礎講座」を開講

被爆80年を迎えるピースデポ

平和のための情報を発信するシンクタンクを目指すNPO法人ピースデポ(事務局・横浜市)は今年度も「脱軍備・平和基礎講座」を開く。テーマは「被爆80年―過去を学び廃絶を展望する―」で、ピースデポは次のような一文を発表している。

「2025年8月、広島・長崎への原爆投下から80周年平を迎えます。二度と使用されることは許されない非人道的兵器が投下されてから80年経った今も、核廃絶に向けた具体的な道筋は描けていません。

そればかりか、ウクライナや朝鮮半島などで核の脅しが繰り返され、中国や英国など一部の核保有国は核軍拡を進めています。一方で被爆者の平均年齢は85歳を超え、被爆の実相を被爆者から直接聞くことができる機会はいっそう少なくなっています。

こうした中、5年目となる2025年度『脱軍備・平和基礎講座』は『被爆80年―過去を学び廃絶を展望する―』を全体テーマとして講師陣を選びました。核兵器と核廃絶をめぐる問題をみなさんとともに学び、考えていきたいと思います」

 ◆期間:5月25日(日)~12月20日(土)(予定)
 ◆回数:8回(各月1回、原則として第4土曜日の午後)
 ◆形式:オンライン(ZOOM配信)。対面併用の場合は別途連絡する
 ◆資料代:全8回4000円、1回1000円、学生・大学院生無料
 ◆問い合わせ先:watanabeyosuke@peacedepot.org
  電話:045-633-1796(担当:渡辺)

◆現在決まっている講師陣
 ∇5/25(日) 「世界の核兵器の現状は?」(鈴木達治郎ピースデポ代表)
 ∇6/28(土) 「NPTと核兵器禁止条約」(中村桂子長崎大学准教授)
 ∇7/26(土) 「脱・核の傘、禁止条約へ―北東アジア非核兵器地帯」(梅林宏道ピースデポ特別顧問)
 ∇9/27(土) 「世界のヒバクシャ」(市田真理第五福竜丸展示館学芸員)
 ∇10/25(土) 「ジェンダーと核廃絶」(徳田悠希GeNuine代表)
                                 (岩)