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毎日新聞福島支局時代に「松川事件」裁判で死刑判決を受けた被告らの完全無罪を証明する「諏訪メモ」をスクープした倉嶋康さんがフェイスブックに連載した記事を『少年と戦争 北京・羅南・京城・大邱・敗戦・歩け!明日へ』と題して再編集して刊行します。
1931年の「満洲事変」に始まる「15年戦争」下の1939年に北京で小学校に入学し、中国と朝鮮で生活し、敗戦で苦難の引揚げを体験した倉嶋少年が見聞した出来事を書いています。今年92歳となった倉嶋さんの記憶の多彩さ、正確さは驚くばかりです。
倉嶋さんの父・倉嶋至さんは北京の日本大使館勤務から咸鏡北道警察部長(羅南・北朝鮮)、朝鮮総督府情報課長(京城)、慶尚北道内務部長(大邱)と、日本が1910年に弾圧併合した朝鮮の各地でいわば支配層の一員として仕事をしていました(帰国後、1954年から2期、長野市長をされました)。従って当時の朝鮮の人々との間にはさまざまな軋轢が起きました。それらの一端を克明に記録しているほか、要所要所で≪サイド≫と題した補足を加え、さらに父の記録と、母・日露子、姉・日出子の「回想」を加えて、戦争の時代の中国、朝鮮の人々の動向を広く、詳しく紹介しています。今年は「敗戦後80年」。あの戦争の記憶が薄れていく今、少年の目に写った戦時下の北京と朝鮮各地の動きと人々の生活を記した記録と写真は貴重です。B5判、280頁。
ご希望の方、発行・制作担当者宛に、ハガキ・FAX・メールにてお申込みをお願いします。
◆申込先 190-0001立川市若葉町1-24-30-7312 福島 清
FAX 042-536-7625
メール misuzuya@jcom.zaq.ne.jp
代金は1冊1800円(送料込み)、代金はゆうちょ銀行払込票にてお願いします。
口座番号=00130-2-761349 加入者名=福島 清
ご注文受付は、7月31日までとし、まとまりましたら印刷屋さんに発注します。本は、印刷屋さんから直接みなさまに送っていただきます。8月中にはお届けできる予定です。
なお、本書は国会図書館はじめ長野県内図書館などに寄贈する予定です。そのために経費が必要ですので、カンパをいただければ幸いです。
<発行・制作担当者>
福島 清 misuzuya@jcom.zaq.ne,jp
(毎日新聞活版OB、北大生・宮澤弘幸「スパイ冤罪事件」の真相を広める会・事務局)