冤罪 狭山事件は今年50年目を迎えます

狭山事件は1963年5月1日に発生しており、今年で50年になります。
その年の5月23日に逮捕された石川さんは、無実を訴え再審開始を求めて闘っておりますが、いまだに冤罪が晴れておりません。
逮捕時に24歳だった石川さんは、74歳になりました。
生きている間に無罪を勝ち取る、と石川さんは好きな酒を一滴も呑まず、毎朝ウォーキングを続けて体を鍛えています。
また獄中で亡くされたご両親のお墓参りも、「見えない手錠が外れるまでは行けない」とおっしゃっています。

裁判の方は2006年に第3次再審請求をはじめて、いよいよ今年大詰めを迎えています。

ようやく検察の証拠開示も少しづつ進んでおり、今年中に何らかの決定が出されるのではと思われます。
しかしながら、自白の殺害現場のルミノール反応(血痕の有無があるかないか)検査結果など、まだ決定打となる重要な証拠は隠されたままです。
また自白の殺害現場付近で「悲鳴は聞いていない」というOさんは、84歳になり、第3次再審を逃したら、証言そのものが厳しい状態に置かれます。
依然、予断を許さぬ状況が続いている事は確かです。

石川さんを支援する運動は全国的に活発に行われております。
どんな石頭の人でも、ちょっと事件について調べたら、石川さんの無実は確信できるはずです。
しかし、司法は未だに再審開始の決定をしません。
また時間の経過と共に、事件そのものを知らない人が圧倒的多数です。

今年は50週年という事で、少しづつマスコミも注目し始めております。
私は、昨年より個人で支援をしている者ですが、なかなか世論喚起が進まない状況を何とかしたいと思い、
「狭山事件の再審を実現しよう」 というフェイスブックページで情報発信を始めました。

石川さんの近況をはじめ、オンライン署名、集会や現地調査のご参加を呼びかけておりますので、どうか今一度 冤罪 狭山事件にご注目、拡散いただけますよう、お願い申し上げます。

「狭山事件の再審を実現しよう」Facebook
http://www.facebook.com/sayamajiken
製作者: ノジマ ミカ
sayamax50@gmail.com

証拠開示と再審を求めるオンライン署名にご協力をお願いします。
http://www.sayama-case.com/online/online.html