「はじめに謝罪すべき」と言うお考えの持ち主に,藤永茂氏(ブログ『私の闇の奥』)もいらっしゃいます。小生もお許しをいただければ,オバマが「はじめに謝罪すべき」という意見に賛成します。
そもそも核爆弾に限らず,大量破壊兵器に限らず,通常兵器によってでも相手国に侵入し多大な被害を与えた場合でも,謝罪すべきと考えます。
コンピュータの誤操作によってミサイルが相手国を攻撃する事件も今後発生することも考えられますが,誤りは謝りであり,誤りを改めるに憚ることなかれです。
アメリカ政府は原爆投下を謝罪しないと言っていますから,献花は謝罪を含まないと考えていいと思います。謝罪をすれば,賠償金の支払いが生じますから,財政難のアメリカ政府が謝罪することは,なおさらあり得ないと考えます。
一般に,旧日本軍を含めて,欧米軍は過去の植民地支配に対して,それなりの配慮は示していますが,トイツのように謝罪していません。
加藤周一の「香港所感」(夕陽妄語Ⅵ,朝日新聞)を読んで以上のように考えます。