労働者協同組合とは何か 日本労協連がブックレット刊行

 2020年暮れに国会で成立した「労働者協同組合法」が今年10月1日に施行されるのを前に、日本労働者協同組合連合会編の岩波ブックレット『<必要>から始める仕事おこし 
 「協同労働」の可能性』が岩波書店から刊行されました。
 労働者協同組合とは、労働者が自ら出資し、経営に参加し、自ら働く事業体のことです。日本では、これまで労働者といえば資本家に雇われて働くというのが基本でした。ですから、こうした事業形態・労働形態が、「多様な就労の機会を創出することを促進し、もって持続可能で活力ある地域社会の実現に資するもの」として法的に認められたことは画期的なことです。労働者協同組合関係者の長年にわたる運動によって制定にこぎつけました。
 
 日本労働者協同組合連合会は、労働者協同組合の全国組織(就労者約1万6000人、事業高約350億円)ですが、ブックレット刊行の狙いについて「労協法施行で、協同労働に取り組み始める人が次々に生まれてくると思われますので、とくに新しく協同労働運動を始める人たちに、協同労働運動の根本思想と苦闘の歴史と労協法の意義などを伝えることを主眼に執筆しました」(労協新聞編集部・松沢常夫氏)と言っています。

 ブックレットは88ページ。定価 620円+税
 問い合わせ先=日本労働者協同組合連合会
  TEL:03-6907-8040  FAX:03-6907-8041  Email:rngukism@roukyou.gr.jp

初出:「リベラル21」より許可を得て転載http://lib21.blog96.fc2.com/

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