<大学病院からの「転医」(逆紹介)のお願い>とは!
昨日は、クリスマス・イブというのに、新型ウイルスの新感染者数は、東京都888人、千葉県234人、全国でも過去の記録を更新した。精一杯「自粛」をしているものの不安は募るばかりである。
それに追い打ちをかけるように、昨日、3か月に一度、高血圧ほかの症状などで通院していた大学病院から下のような「通知」をもらい、医師より、つぎの診察日まで、「転医」先を探しておいてください、言われた。ここ10年近く、担当の先生は替わったものの、体調や他の症状に不安があれば、すぐに検査もしていただいていて、それも安心材料になっていた。突然、「かかりつけ医」といわれても、佐倉市に転居して30年以上、風邪だ、ヘルペスだ、怪我をしては、お世話になっていた、近くの医院が、この1月に閉院してしまったのである。そんな事情を話して、何とか続けてお願いできないだろうかと言ってみても、「国の方針」「病状としては数値が安定している」からと聞き入れてもらえなかった。
「高度急性期病院」として地域医療を守るためと言われてみても、高齢者の診療抑制、不安拡大を助長することにならないだろうか。「国民の命と暮らしを守る」はずの政府の、いまの体たらく。後期高齢者の医療費負担倍増と言いながら、オリンピック開催、デジタル化、国土強靭化、イージスアショア代替などの予算が幅を利かす来年度予算。会食をハシゴする首相、情報収集なら、官邸の会議室やったらいいものを、高級店でのグルメ三昧には、あきれるばかりである。
イブの夕方6時からは、安倍前首相が、桜を見る会前夜祭の件で不起訴になったからと、記者会見をやっていた。「秘書が、秘書が、前任の秘書が・・・」「内閣総理大臣としての職務に専念していたから、前夜祭のことなどあずかり知らない」「信頼を取り戻すのが政治的責任」とやら。「謝罪」とは、軽く頭を下げるだけと心得ているらしい。平河クラブという記者団からは、再登板は?派閥の行方は?なんていう質問が出る和やかさであった。
先の「かかりつけ医」の医院の閉院と、やはり通っていた近くの歯科、眼科の医院も、先生の高齢化で閉まってしまった。かつてのニュータウンの新住民の私たちも年老いたし、街全体の高齢化も著しい。住民自治会も、班長ができないから、メリットがないからと、退会する人も多く、心細い。来年は、我が家にも班長の番が回ってくる。
初出:「内野光子のブログ」2020.12.25より許可を得て転載
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〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
〔opinion10407:201225〕