原発の安全、司法判断バラバラ 

国内で唯一稼動している九州電力川内原発1,2号機(鹿児島県)を巡り、福岡高裁宮崎支部が4月6日、運転差し止めを求めた住民側の抗告を棄却した。絶対的な安全性まで社会は求めていないと判断。高浜原発(福井県)の差し止めた大津地裁判決と正反対の結果になってしまった。

判決理由は「差し止めの判断基準となる社会通念は。最新の科学的知見を超える絶対的安全性までは求めておらず、合理的に予測される災害を想定している新基準は妥当」という見解で、3月の大津地裁判決とは異なる判断である。

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