「週刊文春の2つの「爆弾」とメディア」なる藤田博司氏の御投稿には、空いた口が塞がりません。
小沢氏と原氏の事件では、同列に扱うべきでは無い問題点が含まれています。
小沢氏の「離縁状」問題は、今のところ家庭内のものであり、一方の言い分は家庭裁判所等で訴訟になれば格別、現在のところは、第三者が云々する立場にはありません。 加えて、小沢氏の政治家としての資質は、あくまでも公の立場から評価するのが当然と信じます。
これに比べて、原氏の事件では、スポーツマンとしての社会的立場にあるまじき女性問題を犯して、尚、且つ、自身の素行の悪さを金銭に依って蓋をしようと企てた二重の悪行が指摘されるところ、藤田氏は、「四半世紀も前の女性関係を今更とやかく言うことはない」と「男性の論理」を前面に出されて女性蔑視の論理を隠そうともされません。 世の女性に一度、この点について聞かれては如何でしょうか。 因みに、家庭を持っている夫(とその不倫相手も)が第三者の女性と性的関係を持てば、民法上は、「不法行為」として、妻に対して、損害賠償の責務を果たさねばならないのを御存じでしょうか。 ともあれ、原氏の事件は、日本の男性が、年がら年中繁殖期にあるように、東南アジアその他諸国で「買春ツァー」に熱心であった時期を思い出しました。 そうです。原氏の事件では、他に問題があります。 彼は、女性問題を犯したことに加えて、金銭で事件に蓋をしたこと、詰まるところは、女性の性を金銭で買えると御本人が思っている証拠です。 それに、「恐喝」を受けたのならば、堂々と警察に訴えれば良いのです。 それをしなかったのは、後ろ暗いことをしたからです。 詰まり、上述の不法行為です。
こんな不潔な人物に青少年の夢であるスポーツ指導者として、それも巨人軍の監督としての価値はありません。 金銭を支払った人物が、「反社会的組織」に属しているかどうか等は問題ではありません。 野球界から追放するのが当然です。
兎角、この国の男性は、世界の半分を支える女性を無視し、人権が公平に保障されていない現実に無頓着過ぎます。 「ちきゅう座」の言論にもそれが見受けられる事実には聊か失望します。 編集部の誰も批判しないのですか?