5月になりました。緑が美しい季節ですが、いかがおすごしです
か。大阪自由大学通信53号を送ります。ご笑覧いただければ、幸いです。
(ご縁があった方にBCCで送らせていただいています。
不要の方は、恐縮ですが、空メールにてご返信ください。)
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2017年5月1日 (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(Osaka Freedom University)通信 54号
学長 倉光 弘己
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- 連続歴史講座「大阪精神の系譜」
第13期「釜ヶ崎の半世紀―高度成長の裏側で―」
★第13期のテーマは「戦後の記憶(4)」として『釜ヶ崎の半世紀―高度成長
の裏側でー』をテーマに展開します。労働者の街として知られる大阪市西成区の
釜ヶ崎(あいりん地区)。近年は働き手の高齢化が進み、街の姿も変わりつつあ
ります。戦後、なぜ、釜ヶ崎は日雇い労働者の拠点になったのでしょうか。その
歩みと背景、現在までの変遷をたどってみます。
<第1回>5月29日(月)18:30~20:30
「『寄せ場』としての釜ヶ崎~大阪港と万博~」
講師 神戸大学大学院准教授 原口剛さん
*約10年のフィールドワークをもとに昨年「叫びの都市」を出版。朝日、毎日
の読書欄で取り上げられるなど注目を浴びた原口さんによる釜ヶ崎の戦後史。
<第2回>6月10日(土)14:00~16:00
「日雇い相談窓口からみえるもの~高度成長からバブル経済崩壊~」
講師 西成労働福祉センター職員 海老一郎さん
*海老さんは35年前から現在まで日雇い労働者の相談業務などを担当。現場か
ら見えてきたものは―。
<第3回>7月20日(木)18:30~20:30
「アートの原点、釜ヶ崎~『釜ヶ崎芸術大学』のおっちゃんたち~」
講師 詩人、釜ヶ崎芸術大学運営 上田假奈代さん
*5年前に釜ヶ崎に学びと表現の場を創設した詩人の上田さんが語る釜ヶ崎とアー
トの関係とは。
会場 上田安子服飾専門学校本館(大阪市北区芝田2丁目5-8、JR大阪駅、
阪急梅田駅茶屋町口徒歩5分)
定員 各50人《先着順》 参加費 各1000円
- 「うめきた」サロン
梅田でちょっと寄り道して知的な語らいを楽しみませんか>
<第7回>6月16日(金)14:00~15:30
「トルコとイスラムー多文化共生の道ー」
ゲスト、岩城あすかさん(箕面市立多文化交流センター館長)
級大阪外国語大学でトルコ語を学んだあと、イスタンブール大学(院)に留学、
通訳業、民間企業勤務をへて2005年度より「箕面市国際交流協会」事務局長に就
任。2013年度から「箕面市立多文化交流センター」の館長。
会場:大阪ガスエネルギー文化研究所 都市魅力研究室
(大阪市北区大深町3の1 グランフロント大阪ナレッジキャピタルタワーC7
13号、Cタワー玄関のエレベータで7階に上がってください)
参加費 1000円、定員40人(先着順)
- 映画しゃべくりサロン
「しあわせの映画たちージョン・フォードの世界ー」
講師 上倉庸敬・大阪大学名誉教授(美学)
かつて映画には、小難しい理論などをよそに作り手も見るほうも楽しさ、喜び
があふれ、いわば「映画が幸福だった」時代がありました。ヌーベルバーグなど
の新しい潮流が生まれる以前の作品はそうだったかもしれません。ここでは、ち
ょっと懐かしい「しあわせの映画」を見ることから始めます。
映画の楽しみ方は人それぞれですが、気楽に自由に語り合い、自分では気付か
なかった見方を教えられるのも楽しいものです。さまざまな映画のシーンを見な
がら、制作現場や名優、ヒロインをめぐるこぼれ話など上倉さんに話題提供して
いただきながら、語り合いましょう。
次回は5月25日。毎月第4木曜日の18:30から20:00
取り上げる映画は「わが谷は緑なりき」。
会場、淀屋橋マスターズ情報館。
(大阪市中央区伏見町4-2-14、WAKITA藤村御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋
橋駅13番出口すぐ)
定員 30人 参加費 1500円(ドリンク代含む)
*ワインなど持ち込み可。
- 文楽のススメ~大阪人なら文楽に行こう~
講師は広瀬依子さん(元「上方芸能」編集長、演劇ジャーナリスト)
NHKラジオ「かんさい土曜ほっとタイム」で、毎月“オススメ関西文化芸能
情報”を担当する演劇ジャーナリスト・広瀬依子さんを講師に迎え、文楽の歴史、
演目解説、見どころなど、文楽鑑賞の基礎を学びます。
また、毎回、後半には、ラジオで紹介しきれなかった オススメ演劇情報をたっぷ
りとご紹介いただきます。
6月6日「文楽の世界~歴史、太夫・三味線・人形遣い~」
6月27日「文楽 三大名作の世界~菅原伝授手習鑑、義経千本桜、仮名手本忠
臣蔵~」7月18日「近松門左衛門 世話物の世界~冥途の飛脚、曽根崎心中、
女殺油地獄など~」
いずれも火曜日 午後2時~3時30分
会 場 淀屋橋マスターズ情報館
大阪市中央区伏見町4-2-14、WAKITA藤村御堂筋ビル 地下1階
地下鉄淀屋橋13番出口すぐ
定員20名、受講料各回1000円
- スポーツ講座「スポーツ近代史余話―その真相を探る―」
スポーツは社会とともに発展し、多くの事件を起こしました。時代の世相を色
濃く反映し、話題を呼んだ事件の裏側に迫ります。
(講師は大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん)
第4回=5月11日 中等学校野球と白虹事件( 大正7年)
第5回=6月8日 初の国際的女子選手・人見絹枝の登場( 大正末ー昭和初期)
第6回=7月13日 東京六大学野球のリンゴ事件( 昭和8年)
第7回=9月14日 極東大会の終焉―満州問題 (昭和9年)
第8回=10月12日 ベルリン五輪の「日の丸」塗りつぶし (昭和11年 )
第9回=11月9日 プロ野球公認の八百長試合(昭和31年)
第10回=12月7日 新興国スポーツ大会と台頭する中国( 昭和38年)
(各木曜日 18時半~20時)
会場:おおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5、カネセビル3階)
定員40人、参加費 各回1000円
- マスターズしゃべくりサロン 「暮らしの くるま座 談義」
急速に変わる暮らしの変化、定年後の悩み、昨今の世 相への怒り、悲しみ。な
んでも気楽に、自由に語り合 いませんか。(話題提供は座主の倉光弘己・大阪自
由大学学長)
次回は5月13日。毎月第2土曜日に開催。13:30~15:00
会場は 淀屋橋マスターズ情報館(大阪市中央区伏見町4-2-14、WAKITA藤村
御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋橋駅13番出口すぐ)
定員 30人 参加費 1000円(お茶代含む)
- 「東アジアを考えるー戦後72年、アジアと日本の現実」(第4期)
大阪で身近に暮らすアジアをルーツの人たちの生の声を聞き、支えあいのアジ
ア・ネットワークをつくりましょう。
<第11回>5月17日(水)19:00~21:00
「日本の華僑華人と昨今の変化」
講師 陳 來 幸・兵庫県立大学教授
会場:アジア図書館(大阪市東淀川区淡路5-2-17、阪急淡路駅下車徒歩3
分)電話 06(6321)1839
定員30人、参加費1000円
- 道浦母都子の「短歌塾」
隔月土曜日開催。次回は6月3日(土)14:00~16:00
14時~16時、上田学園中津校舎(大阪総合デザイン専門学校)
(大阪市北区中津1丁目7番21号。地下鉄・御堂筋線中津駅(5)号出口より 徒歩
すぐ、阪急電車中津駅より 徒歩3分)
参加費は2000円。参加希望者は事務局にご連絡ください。
参加される方は、次回は枕詞を使った1首と自由詠1首の計2首を事前に提出して
ください。
- 読書カフェ(案内人、三室勇さん)
次回は5月27日(土)17:00~18:30 北浜教室
取り上げるのはユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸
福』上下 河出書房新社(2016.9)上下各1900円+税
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309226712/
世界的ベストセラーとなったイスラエルの歴史学者・ハラリ(41歳)の『サピ
エンス全史』を取り上げます。これまで近現代の政治・経済・文化について書か
れた本を数多く取り上げてきました。今回は、人類の発生から現代文明までを一
人の歴史学者が書いた壮大な人類史です。なぜ人類は今日の文明を持ち得たのか。
興味尽きない話題が満載の本です。世界の多くの人たちが、この本に魅了された
のはなぜか。それも併せて探りたいところです。(場合によっては2回にわけて
取り上げることになるかもしれません)
(出版社紹介文)
国家、貨幣、企業……虚構が他人との協力を可能にし、文明をもたらした! では
その文明は、人類を幸福にしたのだろうか?
現代世界を鋭くえぐる、48カ国で刊行の世界的ベストセラー!
いま、評判になっている下記の本を読んでいく予定です。
- 「名作朗読を楽しむ」
講師は金真須美さん(作家、朗読家)
名作の朗読は人々を励まし、時に勇気を与えます。朗読を 通して名作の世界に深
く触れ、その魅力をいっしょに味わ いましょう。
「父の詫び状」(向田 邦子)、「走れメロス」(太宰治)などを取り上げます。
5月27日から毎月第4土曜日に開催。13:30~15:00
会場は 淀屋橋マスターズ情報館
定員 30人 参加費 2000円(資料代含む)
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大阪・自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、
いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご
意見、ご提案をお寄せください。
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円)、賛助会員(年額2000円)。正会員の方は年間を通して原則無料で参加
できます。(詳細はホームページをご覧ください)
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