学術会議の問題について

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としまるです。学術会議法案が衆議院を通過しました。学術会議の是非をめぐる議論のなかで、私は政府の法案には反対ですが、学術会議を擁護する立場に立つことはできない、と再三ブログに書いてきました。


核の平和利用を率先して推進してきたのも学術会議だと私は理解しています。
毎年原子力総合シンポジウムを開催しています。たとえば下記を参照。
2024年
https://www.scj.go.jp/ja/event/2025/373-s-0120.html
2023年
https://www.scj.go.jp/ja/event/2024/353-s-0122.html
2022年
https://www.scj.go.jp/ja/event/2022/318-s-0117.html

マイナンバーについては以下の提言をまとめています。
感染症対策と社会変革に向けたICT 基盤強化とデジタル変革の推進
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-t298-3.pdf
マイナバーの活用を積極的に提言しています。

とくに問題として大きいのは、学術会議が大学教育の質保障のための参照基準なるものを文科省の依頼で作成してきたことです。ある種の学習指導要領で、大学の教育の内容を縛ることになりうるものです。ここにそのサイトがあります。
https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/daigakuhosyo/daigakuhosyo.html
この参照基準を撤回しない限り学術会議が将来どのような体制をとろうと私は支持することはありません。(支持しない理由は他にもっとあります。下記のわたしのブログ参照)

以下わたしがこれまでに書いてきた学術会議批判です。とくに学術会議法案反対運動に関わってきた皆さんに読んでいただけることを願っています。

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政権の危機と運動の危機
https://www.alt-movements.org/no_more_capitalism/blog/2020/12/13/20201212suga_seiken/

日本学術会議は擁護すべき組織ではない、と思う。社会的不平等のなかでの自由は欺瞞である。
https://www.alt-movements.org/no_more_capitalism/blog/2020/11/21/gakujtukaigi-hiham/
具体的にどのように学問や教育への干渉行為となっているかを経済学について言及しています。

学術会議と憲法あるいは学問の自由について
https://www.alt-movements.org/no_more_capitalism/blog/2020/12/05/gakujutukaigi_kenpo_jiyu/
この記事のなかで「市民運動のなかでは重要な課題となっているマイナンバーなどのプライバシー侵害の技術についても批判よりも推進の立場が目立つ」と一言だけ言及しましたが、学術会議の下記のレポートは必読です。
感染症対策と社会変革に向けたICT 基盤強化とデジタル変革の推進
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-t298-3.pdf

学術会議について
https://www.alt-movements.org/no_more_capitalism/blog/2025/02/14/gakujutukaigi/
この記事のなかで、経済学の参照基準についての各学会からの批判へのリンクがあります。

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Toshimaru
ジェノサイドに加担するBigTechボイコットを!
Boycott! Genocide Complicity Big Tech

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〔opinion14223 250514〕