世界平和アピール七人委員会は6月6日、「安倍内閣の退陣を求める」と題するアピールを発表した。
世界平和アピール七人委は、1955年、世界連邦建設同盟理事長で平凡社社長だった下中弥三郎の提唱により、人道主義と平和主義に立つ不偏不党の知識人有志の集まりとして結成され、国際間の紛争は武力で解決してはならないを原則に、世界平和実現、核兵器禁止、日本国憲法の擁護を目指して内外に向けアピールを発表してきた。今回のアピールは130回目。七人委が現内閣の退陣を迫るアピールを出したのは初めて。
現在の委員は、武者小路公秀(国際政治学者、元国連大学副学長)、大石芳野(写真家)、小沼通二(物理学者、慶應義塾大学名誉教授)、池内了(宇宙論・宇宙物理学者、総合研究大学院大学名誉教授)、池辺晋一郎(作曲家、東京音楽大学客員教授)、髙村薫(作家)、島薗進(宗教学、上智大学教授)の7氏。
アピールの全文は次の通り。
安倍内閣の退陣を求める
世界平和アピール七人委員会
5年半にわたる安倍政権下で、日本人の道義は地に堕ちた。
私たちは、国内においては国民・国会をあざむいて国政を私物化し、外交においては世界とアジアの緊張緩和になおも背を向けている安倍政権を、これ以上許容できない。
私たちは、この危機的な政治・社会状況を許してきたことへの反省を込めて、安倍内閣の即時退陣を求める。
初出:「リベラル21」より許可を得て転載http://lib21.blog96.fc2.com/
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