みなさまへ 松元
小出先生の「たね蒔きジャーナル」2月14日、15日分の転送です。
とくに15日のデタラメ氏こと斑目氏のいいかげんな「謝罪」に、小出先生も呆れ返って、「責任を明らかにして、そういう人は刑務所行きにすべき」と怒っております。
こういう人間を放置しておく日本の民衆のちからが問われます。
●「小出裕章非公式まとめ」に生の声がアップされています。
http://hiroakikoide.wordpress.com/
=====14日のお話=====
永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。バレンタイン川柳が殺到しているそうです(笑)。
金融緩和、平野さんは、お金をどんどん刷るものであり、劇薬&増税への地ならしとの指摘がありました。また個人情報の第3者機関のチェックも信用できない、総背番号制を、マイナンバーと言い換えているとのことです。住基ネットの情報が自衛隊に利用されるなど過去にあり、問題ある法案で、財務省の悲願が実現する模様で、野田政権、あと4カ月くらいしか持たないので、財務省がネジを巻いているとのことでした。
原発のニュース、2号機の温度計のこと、経産省の保安院は温度を測る代わりの手段を明日までに見つけろと東電に言っています。温度計が故障したら収束作業に支障が出るので、原子炉の安定停止を確かめろと言うことです。
そして、小出先生のお話、2号機の温度計、代わりの手段を確保できるかについて、「ありません」であり(泣)、温度は熱電対、昔から使われて(永岡注:熱電対は異種の金属を接触させると電流が発生し、その電流が温度により変わることを利用して温度を測るもので、シンプルな構造で高性能なものです)、これなら故障しない信頼できるもので、熱電対そのものではなく、ケーブルがやられたと小出先生思われて、温度を測る、過酷な条件で熱電対以上によく測れるものはなく、熱電対の取り換えは到底できない(圧力容器はウランを入れた本体で、放射能で汚れて、その外の格納容器すら放射能でカメラの画像が乱れる始末+蒸気充満で人間はおろか機械も入れないのです)。
平野さん、他の温度計に保証もないかと聞かれて、他の温度計は似た温度を示し、大丈夫と思われるのです。
冷温停止と判断した温度計で、熱電対は10個ほどあり、冷温停止「状態」の根拠も、もともと冷温停止「状態」という言葉がないのに政府が勝手に作ったものであり、圧力容器が健全な状態の言葉で、圧力容器は潰れているのに冷温停止「状態」が無意味なのです。
しかし、政府は冷温停止「状態」から引きたくない、事故が収束しているという印象を与えたく、福島で避難している人は帰りたいのに、いつか帰れるとの幻想を与えているのです。
キセノンが出ていないから再臨界はないのですが、もし、キセノンが出ていたら、再臨界の意味であり、寿命の短い核種が出たら、ウランの核分裂が続いていると疑うべきなのです。周辺の人が逃げないといけない状態は、キセノンが出た、逃げようで間に合うか、は、再臨界=すぐに逃げないといけないのではない(すぐに原子炉は爆発しない)、再臨界は爆発ではなく消し炭が燃えるような感じなのです。すぐに放射能が大量に出るのではないのです。核分裂の連鎖は好ましくなく、ホウ酸を入れており、これを入れるのは良いのです。
4号機の使用済みプール、覆うものがなく、大変な危機で、4号機で温度計が潰れていたらアウト、4号機の温度計は生きていると思われるが、何かのカメラで撮った4号機の写真が新聞に出て、しかしリスナーより素人では分からないと質問があり、4号機に集合体があり、その上に瓦礫が散乱して、今は水があると少しほっとした、水の中にあれば冷却できる、しかしプールの水が抜けて燃料が顔を出せば融けて放射能が次々出て、4号機のプールがいつまで健全なのかは、とてつもなく大切なことなのです。燃料の量が多く、炉心にあった燃料の3倍のものがあり、大変なのです。
今日は、再臨界他のお話をお届けしました。
=====15日のお話=====
永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員の近藤勝重さんの案内で放送されました。
原発のニュース、国会の事故調査委員会で、デタラメ氏こと斑目氏、指針に欠陥ありと謝罪しています。電源喪失を想定していなかったのは、日本ではやらなくていいという言い訳に終始したと言い、SPEEDIは原子炉のデータがなく、動いていたらうまく避難できたのは誤解とデタラメ氏言っているのです。上田さん、福島で取材を行い、SPEEDIがきっちり出ていればと皆さんお怒りです。
事故の除染で出る中間貯蔵施設、1か所では足りないと、楢葉町が提案したのですが、ここでの受け入れではないのです。
小出先生のお話、デタラメ氏の発言について、SPEEDIの問題、住民避難のためのシステムであるのに、これが動いていたら避難できたというのは誤解と言うのは、小出先生「分からない」、SPEEDIの解析に1時間かかり間に合わないとデタラメ氏言っており、何時間かかるのか分からないが、デタラメ氏、安全委員会は事故が起きたら速やかに避難させると100億円以上投入し、SPEEDIは事故から稼働しており、原子炉から放射能がどれだけ出ているか不明と言うのはデタラメ氏の言う通りで、SPEEDIは不完全だが、どちらに流れていくかはSPEEDIで分かり、出来ないというのは安全委員会が機能できていなかったことなのです。
SPEEDIの予測による避難計画が間違っていたと言うのがデタラメ氏の言い分で、それなら責任を明らかにして、そういう人は刑務所行きにすべきと小出先生言われました。
予測計算をしていたら間に合わないとデタラメ氏言っており、デタラメ氏8~10kmの避難でいいと言っていたので、救いがないのです。
どちらに避難したらいいかは、これでは逃げようがないのです。近藤さん、原子炉のデータなしと言うのは言い訳と言われて、こういう言い方が逃げと指摘され、放射能を測る装置が全部だめになることを想定しておらず、「想定外」と言うのは、根本的な言い方が間違いであるのです。
今回は海に風が吹き、そこから風が変わり、北西に吹いたら雨で飯館村がやられ、今回のデータでSPEEDIを検証しないといけないとデタラメ氏いい、それなら住民を避難できない、原発は作ってはいけないと小出先生言われました。
官邸にデタラメ氏がいたのに、SPEEDIと一度も言わず、デタラメ氏、SPEEDIの予測はどうなっていると怒鳴るべきなのに、やっていない、小出先生、それをデタラメ氏がやらないといけないのに、事故は「想定外」で、どうしていいか分からない、情報も出ない、命令系統も破綻し、そこまで頭が回らなかったのがデタラメ氏の真相の模様です。
近藤さん、頭が回ったら原発はまだいいとなると指摘され、エラーなしなら原発OKとされていると指摘され、小出先生もそう思い、人間はエラーをする、エラーなしならいいという想定はダメなのです。
小出先生も事故の想定を行い、それは風向きが一定のものであり、これは事故の際に役に立たないのです。人間の想像外のことが起こるとしないといけないのです。
デタラメ氏、やはりデタラメでした。これを、お伝えいたしました。