みなさまへ 松元
小出先生の「たね蒔きジャーナル」10月10日と11日分をあわせて転送いたします。
除染して2年後までに被ばく線量を半減するという国の声明は、セシウム134の半減期2年を計算に入れた「ふざけたものだ」と、小出先生呆れています。
また不完全な除染であたかも帰れるような「幻想をふりまいている政府」にたいして、むしろ正確な情報を出して次の生活設計をできるようにするのが政府の務めだと怒っています。
小出先生、放射線管理区域1ミリシーベルト以上の汚染地域からの移住希望のすべて人々に、国と東電が補償するのは当然だと語ります。
●「小出裕章非公式まとめ」に生の声がアップされています。
http://hiroakikoide.wordpress.com/
=====10月10日分のお話=====
永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会と、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。
原発のニュース、放射能汚染の除染、20ミリシーベルト/年未満の地域に、2年後までの除染を環境庁が始めています。被曝線量の半減を目指し、子供の被曝を60%減少させ、長期的に1ミリ/年を目指すのですが、警戒区域など、除染特別区域は2013/3を目指します。
そして、小出先生のお話、この除染について、2年内に半減させること、実現は、半減は居住区は出来ないことはないが、いったい何を国が言っているのか、国は年1ミリ以上の被曝を禁止しているのに、20ミリを半減させても10ミリなのです。20→10になれば除染が出来たと言うのは、おかしい、セシウム134は半減期が2年であり、ここから来ている(放っておいても半分になる)のです。限られた生活空間の除染は出来るかも知れないが、山も、田畑もある、出来ないのです。
子供について、学校、公園の除染を優先し、被曝線量60%減少なのですが、8ミリであり、子供に対して、何の責任もない子供にこんな被曝を許すと言うのか、なのです。
年間1ミリ以下を長期的に目指すといい、小出先生笑われて、「ふざけた国だ」と言われました。環境省の政務官が言っており、ここは専門知識を持っていないと平野さん指摘され、でも環境に強いとイメージされ、これが利用されたわけです。
中間貯蔵施設を作らないといけないのに、具体案なし、除染されたものは困る、受け入れる自治体を国が探しており、小出先生、昨日滋賀で講演され、記者もこの席にいて、京都の方が質問され、汚染物を京都市が受け入れるのは不安と聞かれて、小出先生、福島の事故で、膨大な瓦礫が生じ、福島だけで処理できない、福島に子供も住んでいる、子供の被曝を避けたい、なら、全国で引き受けるしかないと小出先生言われて、怒られたそうです。京都にも子供がいるのに、焼却センターで処理して、被曝する、現在の焼却施設で処理してはいけない(放射能が廃棄に出る)、廃棄に高性能フィルターを付けて、空気中に放射能が出ないようにして、全国に分担するしかないのです。
そのフィルターの費用は、東電に払わせたらいいのです。
松明とか、全国で不幸なことになっており、除染は原発事業者(東電)にやらせるのが一番と平野さん言われて、東電の食事は汚染物でやるのと同じでと言うと、福島原発の敷地に持ち込むことは必要で、福島第2原発もある、悲惨なことにはならなかったが、もう使えない、ここを核の墓場にしたらいいのです。が、福島第2周辺の住民のこともあり、しかし放射線は何百メートルは飛ばない、周囲の人の被曝は減らせるのです。適切な処置を東電の金でやらせる、倒産するまですべての力を出し尽くさせるべきなのです。
ごみ焼却センターの人、周囲の人が被曝するので、注意しないといけない、無防備だったのを、作業員に被曝対策を講じないといけないのです。周囲に放射能が飛び散らないようにフィルターがいる、灰の中の放射能の処理もある、この灰を、福島第1に石棺&防壁がいるので、それに灰を使ったらいいと言うことなのです。
しかし、放射能のがれきを動かすのに被曝するのですが、放射能でもう日本中汚れている、瓦礫だけで、汚れるわけではないのです。
遅くなりましたが、小出先生のお話をお届けしました。
=====10月11日分のお話=====
永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。
今日のスポーツ報知に、何と小出先生が写真入りで大きく出られて、たね蒔きジャーナルの本の紹介をされているということです。本の紹介のコーナーに出ていると言うことです。検索したら、以下に記事がありました。
http://hochi.yomiuri.co.jp/book/news/20111011-OHT1T00054.htm
来週は毎日放送ラジオでスペシャルウィークであり、反骨の人を毎日紹介するということです。経産省の古賀さん、小出先生他を予定していると言うことです。
TPPに関して、平野さん、アメリカのご機嫌取りであり、農業大国は関税が高いし、中国、韓国が参加しないのはおかしいとの指摘がありました。
原発関係のニュース、福島事故から7か月、東電は冷温停止のめどが立ちつつあると説明しています。松本氏の記者会見で、一定のめどが立ち、年内の冷温停止になるとのことで、1号機73℃他、いずれも100℃を下回り、放出する放射能の検査もしているとのことです。
緊急時避難準備区域の解除で、南相馬市で、私立の保育所が再開しています。しかし、園児が220人から20人に減ったところもあります。教員、保育士ももどっていません。
そして、小出先生のお話、文科省、セシウムがどれだけついているか検査しており、東京のマップも公開され、奥多摩の中に6~10万ベクレル検出され、250km離れて汚染されることについて、風向きがどうかであり、はじめ北西に流れて飯館を襲い、その後南下し、山に挟まれた谷あいを汚染して、奥多摩まで届いたのです。葛飾でも1~3万ベクレルの数値があり、チェルノブイリでは強制避難は55万ベクレルで、東京都は健康に影響はないといい、「あきれた話」なのです。
これから行楽シーズンであり、行楽客には、「山の中に入らない方がいい」、しかし、警戒情報は出ていない、この程度の汚染は大したことないと日本の国は思っているのです。しかし、飲料水、きのこは問題あり、奥多摩でのキノコ狩りはやめた方がいいのです。
朝日の集計で、除染を要するのは日本の面積の3%であり、福島全域を無人にしないといけない、そういう面積なのです。政府の地図により、それしかないと言うことになり、政府は分かっていたのです。住民の抗議で動いたのです。国民が正しい知識を持ち、抗議しないといけないのです。この国は、そういう国なのです。
除染して、どこまで下げるかについて、どこまで下げたら帰れるかはない、年間1ミリの法律があり、移住を希望する人には国家が移住を保証しないといけないのです。東電は倒産、日本も国家財政が底をつくが、やらないといけないのです。除染費用、1.2兆が7倍になり、国家に責任があるのです。
小出先生の写真がスポーツ報知に出て、9月13日に取材を受けて、今日出たのです。事実として、人の戻れない土地があるのに、戻れるとの幻想を振りまいていると小出先生指摘され、皆さん帰りたい、自分も土地を奪われたら帰りたくなる、避難所,仮設にいるが、残念ながら帰れない、次の生活設計のため情報を政府が出すべきなのです。しかし細野氏は帰れるといい、「細野氏に住んでほしい」のです。
リスナーの質問、福島の子供たちの甲状腺検査、潜伏期間があるのでは、について、生涯チェックしないといけない、チェルノブイリでは数年後から甲状腺がんが出る、早めに手当て・手術をする必要があるのです。しかし、除染すべきところは8つの都県にあり、ここの子供すべての検査をすべきなのです。
甲状腺の異常の治療法は、チェルノブイリでも子供に多発し、手術で対策した、これを、日本でやらないといけないのです。チェルノブイリ・ハートがあり、しかしストロンチウムなどもある、甲状腺がん以外にも、病気があり、プルトニウム、ストロンチウムは骨にたまり、骨のがん、白血病、プルトニウムは肺がんを引き起こすのです。これを調べる必要があるが、一番の脅威はセシウムなのです。
子供たちの現状、戻れるとの幻想を振りまくと子供の被害が増えるのです。計画的避難区域に戻り、保育所の再開、小出先生は痛ましいとコメントされました。
今日のお話は以上でした、これを、お伝えしました。