去る7月25日86歳の生涯を終えた小川隆吉さんは、数十回におよぶ夫妻でのアイヌ差別を訴える学校講演行脚をかわきりに、旧ウタリ協会のアイヌ新法(84年)起草にかかわり、国連先住民族作業部会に参画、門前払いとなった共有財産裁判(97~2006年)原告団団長、2012年には杵臼はじめ各地の遺骨返還訴訟に火をつけた。終生アイヌの権利回復に向かって、天真爛漫ひたすら一途の闘うアイヌでした。
《小川隆吉エカシを偲ぶ上映会》
【日時】10月31日(月)午後18時~20時(予約不要・参加無料)
【会場】北海道大学学術交流会館小講堂(北大正門左側二棟目)
【プログラム】開会あいさつ(殿平善彦)/KBSTV;8・15特集ドキュメンタリー「静かな人間の大地」上映/小川隆吉エカシの歩み(開示研)/エカシとの思い出(テッサ・モーリス・スズキ、鄭炳浩、滝澤正ほか参加者)/あいさつ(小川早苗)
【主催】北大メディア研究院東アジアメディア研究センター/北大開示文書研究会