九州電力は7月1日、川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉に核燃料を装着する作業を開始。1号機の再稼働時期を、これまでの7月下旬から8月中旬に見直したことを明らかにした。再稼働に向けた設備検査の工程表を更新し、原子力規制委員会に示した。先行する1号機の検査工程に上乗せする形で、2号機との共用部分の検査が加わった影響で、時期がずれ込んだという。
その結果、1号機の原子炉に核燃料を入れる時期を6月中~下旬から7月上旬に修正、原子炉を起動する時期も8月中旬に見直すことになった。
核燃料集合体157体を1体ずつ原子炉内に入れる作業で、終了までに4日かかる見通し。9月中旬に営業運転させる予定で、再稼働が実現すれば、関西電力大飯原発(福井県おおい町)が停止した2013年以来約2年ぶりに「原発ゼロ」の状態が終わる。
私たちが論じなければいけないのは、原発を再稼働させるか、させないかの選択であるわけだが、住民の再稼働反対の声根強く、難航が憂慮される。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye3035:150709〕