愛猫・とらのために由里ママが誤解される?(295字)

我が家の愛猫・とらと長年の間、暮らしていまして何度か周囲の方々に誤解(?)をされた経験があります。

 

その原因として、第一には、友人達と飲酒を共にすることが極端に少なくなったことがありました。 要するに付き合いが悪くなったのでした。 加えて、職場のお付き合いも悪くなりました。 忘年会、新年会等でお付き合いをしても、一次会でお別れするのが常になりました。 それにアルコールを多量に飲むことが無くなりました。 飲んでも、少量でした。 何故なら、帰宅して猫達のお世話をしなければならなかったからです。

 

一時は、とらを始めとして、七頭が居た我が家です。 それにとらが腎臓を悪くしてからは、暢気に酒等を飲んではおられませんでした。 そんなものよりも大切な存在があったからでした。

 

でも、他人に理解して貰うのは大変です。 由里もそれを知ることになるのでしょう。 愛猫・とらのために由里ママが誤解される?(295字)では、その序論を少し書いてみました。

 

師走を控えたある日の昼下がり。 リビングで愛猫・とらをブラッシングする由里。

 

「ね~、とら~。 今年は、あたし芦屋に帰れない~。 だってとらが居るでしょう? 芦屋のお家には、猫部屋が無いのよね~。 それに、高速で帰ると~、渋滞になれば困るでしょう? 来年になってから、パパに言って猫部屋を用意して貰おうよね~。 それから帰れば良いわ~。」

 

「ママ、居るかな~。」とスマホを手に取る由里。

 

「あ、ママ、由里よ。 お正月のことだけど~。 今年は帰らずに、春になってから帰るわ。 実は、あたしママになったの~。」と言った途端、スマホが壊れる程の音量で悲鳴が聞こえたが、由里がその理由を知るのには少し時間がかかった、そうな。