私は弁護士43年で東京大空襲訴訟、狭山再審事件など平和と人権にかかわる事件を取りくんでいます。
戦後69年、戦争を知らない政治家が大半を占める時代にあって、安倍政権は、特定秘密保護法の強行裁決、集団的自衛権行使容認の閣議決定、過去最大となる5兆545億円の軍事費を2015年度概算要求に盛り込んでの軍拡競争に突き進み、集団的自衛権容認閣議決定に基づいて、実際に戦争できるようにするための関連法案を準備し国会に提出する方針を表明しています。
いま、平和をまもりきれるか、再びいつかきた道に踏み出すのかの歴史的転換点にきているのでないでしょうか。
私は早乙女勝元さんの隣家で弁護士になってずーと足立区に居住していますが、再び戦争の悲惨さを繰り返させないために、いま、何かの声をあげなければならないのではないかとの危惧から足立区在住、在勤の弁護士、学者、作家、医師、多くの方々が集まり、意見交換しました。そして、まず第一歩として、「戦争はいやだ!足立憲法学習会」開催を企画しました。同学習会では、語ろう平和、学ぼう憲法のテーマで、集団的自衛権行使決定の意味するもの、立憲主義との関連などについて、福島みずほさん(参議院議員・弁護士)・吉良よしこさん(参議院議員)・加藤晋介さん(弁護士)からスピーチをいただき、区内戦争体験者、被ばく者の方、中国残留孤児の方、若者からの平和への想いの発言を予定しています。
実行委員会では、党派、所属を超えて、戦争に反対する(集団的自衛権反対)の一点でこれまでの枠組みを超えて多くの足立区民、団体に集会と実行委員会参加を呼びかけ、対等平等、排除の論理をとらない、参加の団体・個人の批判はしないとの運営のありかたの基本原則を確認しています。
実行委員長は私で、 党派、所属を超えて市民集会に多くの人々が期待を寄せています。
集会チラシも送信します。戦争はいやだ!平和の願いを足立から全国へ、そして世界へとチラシに記載されてしていますが、足立区居住外の方のご参加も歓迎で、他地区での集会とも連携したいと願っています。
日時 9月25日(木) 午後6時から午後9時
集会会場 足立区役所本庁舎ホール(400名) 東京都足立区中央本庁1-17-1
集会の名称 「戦争はいやだ!足立憲法学集会」
主催 「戦争はいやだ!足立憲法学集会実行委員会」
実行委員長 中山 武敏
連絡先 東京都足立区梅島1-2-26 TEL 03-5845ー5011(東京土建足立支部内)
集会内容
1 主催者挨拶 経過と集会趣旨 実行委員長弁護士・中山武敏 10分
2 福島みずほ・吉良よし子参議院議員、加藤晋介弁護士 各15分の発言
3 足立・地元からの発言 各5分
足立区区議団からの発言
平和憲法を守る足立の会 弁護士・黒岩哲彦
足立の戦争体験者・被ばく者・中国残留孤児の方・若い人からの発言。
4 集会後の取組についての呼びかけ 弁護士・高橋俊彦 5分
1回だけの集会で終わらせないで、これまでの枠組みを
超えた幅広い草の根からの平和を求める運動をつくっていきたいことをよびかけます。
5 閉会挨拶 医師・宮崎康 5分