今回の参院選でも、アナウンサー、タレント、アスリート、テレビコメンテイターたちの立候補が目立った。そして、多くの人たちが当選した。とくに、「女子アナ」と呼ばれる人たちが多かった。 見落としがあるかもしれないが、調べてみると。
自民: 鈴木大地(東京) 水泳
若井敦子(岐阜) 空手
橋本聖子(比例) スケート・自転車
参政: さや (東京) 歌手
後藤翔太 (比例) ラグビー
梅村みづほ(比例)フリーアナ
維新: 新実彰平(京都) 元関西テレビアナ
佐々木理江(大阪)タレント
国民: 庭田幸恵(富山) 元富山テレビアナ
牛田茉友(東京) 元NHKアナ
立憲: 福士珠美(青森) 元青森テレビアナ
石垣のり子(宮城)元FM仙台アナ
蓮舫 (比例) タレント、キャスター
社民: ラサール石井(比例)タレント
無所属: 永江孝子(愛媛) 元南海放送アナ
芳賀道也(山形) 元山形放送アナ
無所属の泉房穂(兵庫)、保守の北村晴男弁護士(比例)も当選したが、テレビ出演が多いコメンテーターであった。
特に参議院では全国の比例があるので、「知名度」が圧倒的な勝因になるということか。かつて、参議院は「良識の府」と呼ばれることもあった。いまや、知名度のみで、票を稼ぎ、強引に議会に押し出す場になってしまった。政治を身近なものにしたという人もいるけれど、彼らがどんな実績を残したのか、残していくのかが問われるべきだろう。そういえば、れいわの山本太郎だって俳優だったし、今回落選した自民の山東昭子は、東映時代劇の俳優だった。過去には以下のような例がある。
https://mainichi.jp/graphs/20241023/hpj/00m/010/001000g/20241027k0000m010135000p
千葉県の県知事も、よくも森田健作(鈴木栄治)が12年間も続いたものと、あきれたが、その後に、鈴木大地を擁立する動きがあったとのこと。千葉県民はかなりなめられているということか。森田時代の県庁職員は、知事が何もしないからラクだった?県民にしても、出張先や”表敬”訪問者とガッツポーズするのが仕事だったような印象であった。
初出:「内野光子のブログ」2025.7.23より許可を得て転載
http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2025/07/post-811180.html
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
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