日航「整理解雇」の隠された真相 マスコミによる労組批判の嘘に応えて

著者: 森広泰平 もりひろやすひら : アジア記者クラブ

■2011年3月16日(水)18:45~21:00

■文京シビックセンター・5階A・B会議室(東京都文京区春日1-16-21/地

下鉄「後楽園」・都営線「春日」駅下車)

■参加費:会員・後援団体・学生1000円、ビジター1500円、年金生活者・生活が

大変な方(自己申告)1000円

■先着60名

■ゲスト 内田妙子さん(日本航空キャビンクルーユニオン委員長)

小雪が舞った昨年大晦日、1年前に会社更生法適用を東京地裁に申請して倒産した日本航空のパイロットと客室乗務員165人が「整理解雇」され た。京セラ のカリスマ経営者として有名な稲盛和夫氏がJAL会長に就任し、大リストラを警戒する社員を前に「京セラ50年の歴史で社員の首を切ったことは一 度もない」と社員一丸となった再建を呼びかけたのは1年前のことだった。ところが1年後、「申し訳ない気持ち」と一言。あっさりと「整理解雇」に踏み切った。会 社を維持するためだという。

しかも今回の「整理解雇」が、公的資金がJALに注入されたことから労働組合が「整理解雇に」反対することを非難するマスコミの大合唱のなかで 実行され たことも見逃せない。経営側の都合で働く者がある日突然、街頭に放り出されるようなことが許されるのだろうか。一方で、映画『沈まぬ太陽』と見まがうかの ように日航の旧経営陣の多くが役員として、あるいは天下り先で録を食んでいる。3月定例会では、「解雇は違法で無効」と東京地裁に集団提訴した日

本航空 キャビンクルーユニオン(CCU)委員長の内田妙子さんをゲストにお招きします。

内田さんは、今回の「整理解雇」の断行が御用組合など組合が乱立するなかで、闘う労組を潰すことで労働者の発言を封じ込めることが狙いだと指摘 する。それだけではなく、国策企業としてJALが設立されて以来、繰り返されてきた権力抗争や乱脈経営、ときの政権との癒着、政治がJALを食い物にしてきたこと が不問に付されていることはおかしいという。働く者から職を奪うことがどれだけ人間に打撃を与えるのか、「整理解雇」を正当化するキャンペーンの裏で隠されてきたJAL問題の真相を、内田さんに余すことなく語っていただきます。

■主催 アジア記者クラブ(APC)

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