日野秀逸フォーラム代表らと井上明久東北大学前総長との名誉毀損裁判が結審しました

判決公判は仙台地方裁判所で、本年(2013年)8月29日(木曜日)13時10分から開催されます。多数の皆様の傍聴を希望します。
2010年6月25日に始まった日野秀逸フォーラム代表らと井上明久東北大学前総長との名誉毀損裁判が本年(2013年)6月24日に結審し、判決公判が8月29日13時10分から仙台地方裁判所で開催されることになりました。
結審に先立ち、5月27日、仙台地裁の大法廷で井上氏の原告証人尋問がありました。またそれに先だって、井上氏から陳述書(2013年5月13日付け)が裁判所に提出されました。
限られた時間ではありましたが、日野氏らは、この井上氏の陳述書、および6月6日に裁判所から入手した原告証人尋問の「本人調書」を徹底的に吟味し、結審では、新たな証拠とともに、「最終準備書面1」、「最終準備書面2」を提出しました。井上氏の「証言」の吟味には、青木清北見工業大学名誉教授、梶谷剛東北大学名誉教授をはじめ、多数の専門家のご協力を得たとのことで、青木名誉教授、梶谷名誉教授からは、陳述書を裁判所に提出されたそうです。
新たな証拠が結審の法廷で提出されたことに対して、井上氏の大室代理人弁護士からクレームがありました。これについては、日野氏らの代理人弁護士をも兼ねる松井恵氏が、「原告証人尋問で井上氏がこれまでの法廷に提出された証拠や準備書面とは全く異なる発言をしたので、その真偽を確認するために調査が必要であった。新規証拠はその調査結果であり、被告側準備書面で全て言及している。もし、反論・不服があるなら補充の準備書面を提出されれば良い」、と応じ、裁判長がこれを認めました。
結審に際し、フォーラムは、ここに日野氏らが裁判所に提出した「最終準備書面1」、「最終準備書面2」の概要と共に、結審時点で最大の争点であった井上氏の1996年論文における研究不正疑惑の実態を詳細に論証された青木名誉教授の「陳述書」(2013年6月20日付)の写しを公表します。
これらを参考に、多数の皆様方が、8月29日の判決を傍聴してくださることを期待します。

詳細は右のPDFをご覧下さい(707k):結審(最終準備書面1_2の概要).pdf
また、青木清名誉教授の陳述書は右のPDFです(1940k);
青木清名誉教授陳述書.pdf

初出:「井上総長の研究不正疑惑の解消を要望する会(フォーラム)」より許可を得て転載http://sites.google.com/site/httpwwwforumtohoku/
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座
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