新着情報No.27 2017年5月15日 フォーラム世話人の大村泉東北大学名誉教授と高橋禮二郎東北大学元教授が記者会見しました。両氏の会見要旨「東北大学の研究不正対応ガイドラインの改訂(改悪)と井上明久前総長の研究不正疑惑-里見進現総長・国大協会長の責任と決断を問う-」を公開します。 フォーラムは,日野秀逸代表らが里見進東北大総長及び濵口道成JST理事長に宛てた公開質問状1~3を新着情報No.24-26で公表しました。これに関連して,大村泉,高橋禮二郎両フォーラム世話人が2017年5月10に宮城県政記者会で記者会見を行いました。この新着情報ではこの記者会見要旨を公表します。 会見要旨では,以下の項目が簡潔に記されています。「6.3つのガイドラインで『別紙1』の不正疑惑を判定するとどうなるか?」は、新聞報道があった井上氏らの疑惑論文に関する具体例(別紙1,参照)を踏まえて,ガイドラインの違い(=「不正行為」の定義の相違)が,結論にどのように影響するかを明解に解説しています。 はじめに なぜ会見を開いたのか 1.本調査委員会報告(2016年12月16日,公表)から分かったこと 2.東北大は本調査開始直前にガイドラインを改訂=改悪! 3.文科省によるガイドラインの改訂:認定する「不正行為」の定義変更 4.「基本的な注意義務」とはなにか? 5.東北大は重過失規定をガイドラインに組み込まず 6.3つのガイドラインで「別紙1」の不正疑惑を判定するとどうなるか? ① 文科省2014ガイドラインで判定→不正認定は必至 ② 文科省2006ガイドライン(東北大2007ガイドライン)で判定→徹底調査すればやはり不正認定は必至 ③ 東北大の現行ガイドライン(東北大2013,2015ガイドライン)で判定→不正認定回避の可能性出現 7.ガイドラインの抜本的改訂(改正)が急務 *主要ガイドライン一覧(文科省と東北大学) *別紙1:東北大宛て告発に関する調査報告書の事実誤認 No27別紙1.pdf (982k) 会見要旨は下記をクリック: |