東北フォーラム（井上明久元東北大学総長の研究不正疑惑の解消を求める会） 新着情報新着情報No.28 2017年5月19日

新着情報No.28 2017年5月19日

朝日新聞科学欄（2017年5月18日付け）に、東北大の井上明久前総長の研究不正問題を扱った記事「くすぶる　東北大の論文疑惑」が掲載されました。記事では、大学側は井上氏らの研究不正を否定したものの、告発側が再調査を求めていること、その論拠は画像やX線回折図形の捏造、改ざん疑惑にあることが、簡潔明瞭に指摘されています。また、井上氏とフォーラム関係者との名誉毀損裁判で問題になった疑惑論文の作成では、井上氏の元部下の准教授へのアカデミック・ハラスメントがあったことが紹介されています。

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17_05_18_朝日新聞科学欄.PDF (1344K) 

井上氏の元部下へのパワーハラスメント問題の詳細は、この新聞記事で証言が紹介されている滋賀県立大学准教授,原田英美子氏の論文「トップダウン型研究不正の手法解明－捏造・アカハラ研究室でいかに生き残るか？東北大学金属材料研究室の例から学ぶ」（『金属』Vol.86,No.12(2016), p.1159-1169）を参照。この論文の概要は新着情報No.22で紹介しました。フルテキストは下記サイトからダウンロードできます