温暖化村便り

11月11日に、ポーランドの首都ワルシャワで始まった国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議(COP19)に於いて、台風30号「ハイエン」について、フィリピン政府のサニョ代表が涙を流しながら17分超の演説を行った、とマスコミでは大きく扱われています。

私は、フィリピンの台風被害には、心を痛めていますが、地球温暖化を前提に、ありもしない温暖化の被害を宣伝に使う阿漕な手法には辟易としてしまいます。 報道する側も、以下の記事のように国連とIPCCに関わる諸国と温暖化村に巣くう人々のデマ宣伝を無批判に垂れ流すだけでは存在意義を失うことになるでしょう。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20131112-00029710/

COP19 台風30号直撃のフィリピン代表が涙の断食宣言 木村正人 YAHOO!ニュース 2013年11月12日

試みに、演説されたサニョ代表の経歴を少し調べれば判明することは、彼は、地球温暖化宣伝に努めている環境活動家であり、今回COP19へ参加されたのは、フィリピンへの救援・援助と投資を募るのがその目的であり、役割であることです。 THE CARBON CAPTURE REPORT 為るサイトで調べれば、彼の役割と行動が詳細に判明します。 以下に上げました二三の報道で明らかです。

http://climatechange.carboncapturereport.org/cgi-bin//profiler_showlist?key=naderev_sano&pt=2&field=msmstories&filter=&sort=0&start=30

THE CARBON CAPTURE REPORT

http://businessmirror.com.ph/index.php/en/business/agri-commodities/21788-mindanao-needs-more-climate-adaptation-investments

“Mindanao needs more climate-adaptation investments”  Business Mirror

27 Oct 2013

http://manilastandardtoday.com/2013/07/20/climate-finance-in-manila/

“Climate finance in Manila”  Manila Standard Today Jul. 20, 2013

ところで、先ほどの温暖化ヨイショ報道記事を書かれた木村正人氏は、「温暖化懐疑派の政治家や科学者はサニョ代表の問いかけにどう反論するのだろうか。 」と結ばれていますので、早速、武田邦彦教授が「片腹痛い」と切り捨てながら、科学的事実を記載されています。 でも、温暖化村には科学は通用せず、国際社会でも諸国内でも、補助・援助・投資がキーワードに為っているのです。 勿論のことですが、環境NPOやNGO等の活動家も、それが目当てです。 日本国内では、環境省が来年もバラマキを予定していますし、企業も温暖化ヨイショ活動の補助・助成には熱心です。 理由は御分かりですよね。撒き餌と云えば失礼ですか。

http://www.env.go.jp/guide/budget/h26/h26-gaiyo.html

平成26年度環境省概算要求 主要新規事項等の概要

http://www.smtb.jp/personal/entrustment/management/public/example/pdf/protection-03d.pdf

三井住友信託銀行 公益信託地球環境保全フロン対策基金 平成25年度助成先一覧

http://www.mitsui.com/jp/ja/csr/contribution/fund/results/pdf/kikinbinran2010.pdf

三井物産環境基金 助成案件便覧2010

故マイケル・クライトン(Michael Crichton) が「恐怖の存在」(State of Fear)で活写したように、世界の民衆を恐怖によって操作し、己が欲望を遂げようとする輩が、時には、笑顔で、または、涙を見せて、民衆の心に付け入ろうとしているのです。 そして、云うのは「最早、議論では無く行動だ」です。