無人機開発が急ピッチで、戦争への不安感が高まってきた。現に、米軍無線機がパキスタンのゲリラ攻撃のあおりで市民多数に死傷者を出したとの指摘があり、中国や北朝鮮の動きも警戒しなければならない。
小型無人機の広がりについて、たまたま米国通の友人からの情報に驚かされたので、その概略を紹介したい。
「ニューヨーク市の警察当局は最近の小型無線無人機の人気の高まりに神経をとがらせている。場合によっては近い将来、小型無人機(private drones)が上空からの偵察や、場合によってはテロ攻撃の手段として使われかねない危険性があるからだ。最近では1台の小型無線機が市街中心部のマンハッタンに墜落して、大破する事故が発生した」と、7月10日のABCニュースが「ニューヨーク市警、小型無線機の人気の高まりに危機感」と報じていた。
ニューヨーク市では市内のいかなる地域の上空でも小型無人機を当局の許可を得ずして飛ばすことを禁じられているが、違法者が後を絶たないという。今年1月にはニューヨーク市警のヘリコプターが下を飛行中の小型無人機に衝突しかねない事故も発生している。
人気の小型無線機の売り上げは急増しており、安いものは1機100ドル(約1万円)以下、翼が8本ある高性能なものでも1機1300ドル(約13万円)で購入可能という。)
戦慄すべき情報であり、厳しい国際的規制条約を急がなければならない。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye2701:140714〕