カダフィ大佐の末路は、哀れなものになったようです。 資源も何も無い国際政治から忘れられたような僻地の小国ならいざ知らず、中東の国際紛争の渦中にあり、化石資源に恵まれた新興国で独裁権力を握ったのが運の尽きであったのでしょう。 AFPによると大佐を殺害したと名乗って出た若者がいるそうです。 You-tubeに動画が出るのが現代的です。
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2836618/7972768?utm_source=afpbb&utm_medium=detail&utm_campaign=must_read
「カダフィは俺が殺した」、リビアの若い戦闘員の動画がネットに (AFP)
http://www.youtube.com/watch?v=E2A5wTLT-jw
Entrevista al presunto asesino de Gaddafi
それは兎も角、米欧の旧宗主国の国々は、直接的な支配権力を有すること無く政治的・経済的な新植民地的支配をしているのが今日の世界の様相ですし、そのためには、気候変動や生物多様性等と云った一見して政治・経済とは無縁のように思える命題をも、旧植民地の支配に使うのが特徴です。 彼らが好んで使う他の命題が「人権」なのも、今世紀のグローバル化した資本主義の姿を物語っています。
「即時処刑は違法」との国連の言明は、国家権力を握っても、リビアの国は反カダフィ大佐派の自由にはならない、との最初の警告なのでしょう。 「狡兎死して走狗烹らる(こうとししてそうくにらる)の古諺を思い起こします。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23758520111022
カダフィ大佐の死因は調査必要、「即時処刑は違法」=国連 (ロイター日本版)