中野@貴州でございます。
張一兵『レーニンへ帰れ』出版記念講演会(15日京都、17日東京)が無事終了しました。「レーニン」という「古臭い」人名のせいで人が集まるのかなと危惧しておりましたが、予想に反して盛況でした。
この盛況は、東京集会のコメンテーター白井さんのおっしゃったように―「レーニンへ帰れ」とは、マルクス・レーニン主義の「レーニン」に帰ることではなく「レーニンの思考実験」に帰ることである―このことが理解された結果であると思います。
参加していただいた皆様、ほんとうにありがとうございました。また、岩田先生、さっそくのコメントありがとうございます。
さて、岩田先生もご指摘のように、張さんは『マルクスへ帰れ』、『レーニンへ帰れ』以外にも『フーコーへ帰れ』、『ハイデッガーへ帰れ』という『帰れシリーズ』を出版しています。会場からは「それも日本語で!」はたまた「『ヘーゲルへ帰れ』も!」なんて声が聞こえました。
で、皆さんにご質問。「誰がその翻訳をやるの?」。はい。多分あまりやる気のない怠け者のこの私めということになるでしょう。そして、私めの危惧はピッタリ当たりました。
張さんが『フーコーへ帰れ』の翻訳を半ば強制的に依頼してきたのです。「ポストモダン?それ何?食べられるの?おいしいの?」程度の私めが翻訳?シャレがキツすぎるよ。
それに、私めは、ソーカル事件からわかるように、ポスモの連中がワケのワカラナイ造語を乱発しているのをこころよくは思っていません。そのワケのワカラナイ造語を翻訳するなんて。ええ、何度もお断りしましたよ。でも結局は・・・。
しかし、引き受けた以上はビジネスです。やりきらなければいけません。そこで、皆さんにお願いをしたいのです。どうかこの翻訳を手伝っていただけませんか?
もし、私めのこの状況に同情される方がいらっしゃったら、ぜへご一報を!なお、私めのアドレスはちきゅう座編集部が把握しています。