社会理論学会第100回月例研究会
日時:2013年1月26日(土)14:00~17:00
会場:大東文化会館403号室
【会場案内】
大東文化会館
〒175-0083 東京都板橋区徳丸2丁目4番21号 電話:03-5399-7038
案内図:http://www.daito.ac.jp/file/block_49513_01.pdf
タイトル:コミュニケーションメディアと主体化の様相との関係について
報告概要:本報告は、コミュニケーションメディアと主体化との関係について考察する。近代哲学の不動の中心であった主体とは、カントのコペルニクス的転回によって見いだされた超越論的主体性であった。カントの超越論は、多くの哲学者達によって批判的に引き継がれていった。だが前世紀のハイデガーの言語思想やソシュールの記号論などによって、超越論的な主体性は、形而上学的な普遍の実体ではなく、認識やコミュニケーションを媒介する言語というメディアによって強い影響を受けるものであることが指摘されるようになった。いわば主体とは、不動の形而上学的な実体ではなく、形而下的なメディアと不可分に結びついた不純な主体化という過程にあると考えられるようになったのである。
本報告では、メディア論を基礎にして、言語を構成する幾つかの重要なコミュニケーションメディア(貨幣・文字・活字・電子メディアなど)によって規定される主体化の諸相について論じたい。
報告者:清家竜介(早稲田大学)
会場費:300円
12:30より編集委員会・理事会があります。(参加者は昼食を済ませておいてください)
お問い合わせは、下記にお願いします。
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