社会理論学会 「社会理論研究」13号の案内

社会理論学会の紹介

社会理論学会は、さまざまな社会現象をこれまでのせまい専門性にとらわれることなく広く深く理論的に研究することを目的として1997年に設立されました。会員も研究者、院生、社会人など多様な人々が参加しています。

機関誌『社会理論研究』を、年1回発行しています。
研究大会は、毎年6月と11月下旬から12月上旬にかけての年2回行っています。
社会理論学会では月例研究会報告者を随時募集しています。

http://www.sensyobo.co.jp/ISST/index.html

社会理論研究第13号(2012年12月9日発行、定価1200円+税)の紹介

特集:原発事故と地域社会─脱原発を求めて─
 三上治:脱原発運動の指向線
 川元祥一:部落問題の差異・地域性と思想

研究奨励賞受賞記念講演
 小林昌人:廣松版『ドイツ・イデオロギー』の意義─新メガ(先行版)批判をも兼ねて

論文
 高梨洋平:G・Aコーエンの政治哲学─平等・自由・効率性のトリレンマについての考察
 清水利尚:三・一一後の社会における自由の論理─近代的自由の変遷を手がかりに
 小野寺広幸:戦略-関係アプローチの視点と方法─構造-エイジェンシー論・国家理論・ 文化政治経済学

書評
 桑野弘隆:ネグリのレーニンにたいする近さと遠さについて
 高橋一行:マルクス主義のひとつの軌跡─ルカーチを追う
 米村健司:個人と社会の重複的交叉─多文化社会における自己陶冶と社会秩序形成  について
 木下真志:現代史研究の方法をめぐって─一九六〇年代とは、いかなる時代だったか? を『60年代のリアル』から考える