天文学を中心とした諸科学では、一部の環境科学者の主張にも拘わらず、「二酸化炭素地球温暖化仮説」にコンセンサスは得られずに、却って、「温暖化」そのものにも疑問が呈されるのが現状です。 また、太陽の観測により、今後の気候変動にも予断が許されないことが明らかになっています。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2806591/7348973
太陽活動、17世紀以来の休止期に突入か 米研究 (AFP2011年06月16日 10:08 発信地:ワシントンD.C./米国)
私の前稿「太陽観測衛星『ひので』の観測結果は何を物語る?」では、温暖化論者には、受け入れがたいであろう事実の観測結果について、お伝えいたしました。 しかしながら、「科学」では無くて、国内外の経済・政治問題化した気候変動の「科学」では、冷静に事実を究明する姿勢そのものに欠けているがために、「見ざる・聞かざる・言わざる」の凡そ学問とは言えない対応が続いています。
しかし、内外ともに「地球温暖化」と言う語句を避けて、「気候変動」(Climate Change)と言い変える等の微妙な変化も生じているのに注意しなければなりません。 時流に敏い学者であれば、そこのところは、変化させるのも早いのでしょう。 でも、一般人は、そうではないようです。 これだけマスコミを挙げて洗脳が継続して来たのですし、なにしろ、官民挙げての「温暖化音頭」ですから。
それと云うのも、最近のことですが、或るブログで、「ひので」の成果とTV番組に触れられ紹介された方に、反論・批判はおろか、誹謗・中傷が継続してコメント欄に寄せられているのを発見し、若干の「助太刀」をしたのですが、それからが大変でした。
大人げないことはしてはいけませんが、「地球温暖化詐欺」(The Great Global Warming Swindle)の番組を紹介したのに、御丁寧に批判的立場で検証されたWikipediaの欄を示される御親切な方も居られる始末でした。 私としては、かのGoreさんが宣伝映画を何本も製作されて、御自身の投資に役立てておられるのですから、別に、反論も宣伝映画で良いのではと思っただけですが。
ついでに、ここで反Goreの映画もご紹介しておきましょうか。
http://www.noteviljustwrong.com/
Not Evil Just Wrong
それにしても、「科学」をIPCC等という国連の権威を使い歪めてしまった罪は深いと、今更ながら思います。 英語による「査読論文」を山ほど集積しても、大自然の前には無力だと言うことに気がつかない「科学者」達と彼らに追従する愚かな国民は、政府と大企業による仕手戦の請求書を廻されても気がつかないのでしょうか。
私が、「反原発」の立場に全面的に同意出来ないのも、こうした非科学的な態度によるものです。 原発から「自然エネルギー」乃至「再生エネルギー」に政策を転じなければならない、との主張には、率直に言いまして同意出来ません。
理由は、科学的に立証されていない中途半端なエネルギーに、国家と国民の将来を託す訳にはいかないからです。 資本を投じて、エネルギーとしての効率・経済的な収支決算が均衡するか否かです。 個人の問題としても、私自身が、例えば、太陽光発電の設備を購入して、初期設備投資と保守点検・修理費をかけて、投資収益を計算した結果は、とても黒字にはなり得ないことが明白になりました。 原価償却が終わる時点でも黒字にならないような代物に、誰が金銭を投じるのですか。 勿論、国が補助金を出せば別ですし、電力会社が高値で買い取れば別です。 と言うことは、金持ち優遇の政策が必要になるのです。 またしても、一般庶民は犠牲になるのです。
いい加減に、こんな阿漕な政策の連続に終止符を打つようにしませんか。
「原発神話」だけではないのです。 「神話」は。