NHK3月1日未明のニュースは、「福島第1原発の復旧作業に当たっていた50代の男性作業員が、体調不良を訴えて病院に運ばれ、2月27夜死亡したと報じた。
東京電力によると、2月25日午前9時すぎ、福島第1原発3号機の原子炉建屋で、カバーを設置する準備作業を行っていた50代の男性作業員が、福島県広野町にある会社の資材置き場で体調不良を訴えて一時心肺停止状態となり、いわき市の病院に運ばれた。その後、27日午後11時半すぎに、男性が亡くなったと会社から東京電力に連絡があったという。男性は、一昨年6月から第1原発の復旧作業に当たっていて、これまでの被ばく量は、作業員の通常時の年間限度となっている50㍉シーベルトより低い、25㍉シーベルト余り。東京電力は「診断書を確認していないため、死因を公表できない」というが、まことに冷たすぎる対応ではないか。
吉田昌郎第1原発所長が昨年7月26日、食道ガンのため退任。その後脳出血を併発して療養中だ。第1原発事故後、これまでに男性作業員5人が心筋梗塞などで死亡しているというが、吉田氏を含めて作業員の不具合を含め東電はもっと説明すべきだろう。
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