2015年6月4日(木)18時45分~21時
明治大学研究棟4階・第1会議室/★要予約(定員50名)
ゲスト
永田浩三さん(武蔵大学教授、元NHKプロデューサー)
籾井勝人NHK会長の就任から1年4カ月。会長罷免を求める署名は7万4千筆を超
え、NHKの退職者2千人以上が経営委員会に対して籾井会長の罷免を求めるなどNH
Kは前代未聞の事態を迎えている。就任記者会見で見せたジャーナリズムや報道機関の
長に資する何の素養も見識もないことが露見した稚拙な籾井答弁もさることながら、公
私混同もはなはだしいハイヤー疑惑が内部告発によって発覚したことは事態の深刻さを
示している。
安倍政権による政治介入は今に始まったことではないが、NHK予算の国会審議を通
して、時の政権与党と自民党担当の幹部職員が密接な関係を維持してきたことは多くの
証言で明らかになっているが、こうした幹部職員と籾井グループが一体となって公共放
送であるはずのNHKを私物化しつつあるのではないか。
安倍政権になって、NHKニュースの政府広報機関化が加速していると指摘されて久
しい一方で、ニュースそのものが無思考で垂れ流し状態になっているのも目立つ。明仁
天皇の護憲発言部分の割愛はどう説明するのか。NHKスペシャル「戦後70年 ニッ
ポンの肖像-日本人と象徴天皇-」では、史実の歪曲に等しい昭和天皇の戦争責任免罪
を意図したとしか思えない番組が4月に放映された。変節は教養番組にまで及んでいる
のか。
6月の研究会では、良心的な職員も多い中で、NHKはこの事態をなぜ改善すること
ができないのか、番組作りの現場で何が起きているのか、永田浩三さんに報告をお願い
し、
原因と問題の把握に努めたいと考えています。
★予約⇒お名前、所属、会員の有無、Eメール、電話番号を記載の上、必ず前日までに
Eメールでお申込み下さい。予約の承認がないと参加できません。
■会 場 明治大学研究棟4階・第1会議室(東京都千代田区神田駿河台1-1)
■交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車
■資料代 非会員1500円、会員1000円、明大生無料(★要予約)
■主 催 社会思想史研究会、
アジア記者クラブ(APC)
■連絡先 アジア記者クラブ(APC)
東京都千代田区三崎町2-2-13-502